プログラミングの副業はやめとけってホント？初心者には無理？ポイントを紹介

プログラミング副業の現実は厳しい？

プログラミングの副業について「やめとけ」と言われることもありますが、現実は一概にそうとは言い切れません。実際には、多くの人が副業としてプログラミングに取り組んでおり、成果を上げているケースもあります。

事実、プログラミングスクールを運営する株式会社デイトラが行った調査によると、副業経験のある1,013人のうち、約25.8％がプログラミングを副業として経験した、あるいは現在も続けていると回答しています。

副業経験者の4人に1人がプログラミング副業に挑戦していることを意味しており、決して珍しい選択ではないと言えるでしょう。

また、副業で得られる収入についても、最も多かったのは「1万円以上〜3万円未満」で、次いで「3万円以上〜5万円未満」という結果でした。副業として一定の収入を得ている人が多く、初心者でもステップを踏むことでプログラミング副業で稼ぐことは、十分に現実的です。

さらに、「プログラミング副業は成功していると思うか？」という質問に対し、実に56.3％の人が「成功している」と回答しており、多くの人が手応えを感じているようです。

最後に、プログラミングの副業が実際成功したのか聞いてみました。

「プログラミングの副業は成功している（成功した）と思いますか？」と質問したところ、半数以上の方が『成功している（成功した）（56.3％）』と回答しました。

引用：PR TIMES

上記データからも分かるように、プログラミング副業にはたしかに厳しい面もありますが、努力次第で成功するチャンスがあります。

やみくもに「やめとけ」と切り捨てるのではなく、自分に合った方法でスキルを積み重ねていくことが大切です。

プログラミングの副業をやめとけと言われる理由

プログラミングの副業で成功している人は多いものの、「やめとけ」と言われるのも事実です。

ここでは、プログラミングの副業がやめとけと言われる理由を下記の内容で解説します。

初心者や未経験者は案件獲得が難しい

「プログラミング副業はやめとけ」と言われる理由のひとつに、初心者や未経験者が案件を獲得するハードルの高さがあります。

IT業界は、副業であっても実務経験が重視される世界です。スキルの証明や実績がない状態でクライアントに信頼してもらうのは簡単なことではありません。

未経験者が副業として最初の一歩を踏み出すには、営業力や工夫が必要です。

特に一番最初の1件目は、実績が全くない状態であるため、自分から案件を探し、何件も営業をかける行動力が求められます。

副業として始める最初のハードルが高いため、「初心者には難しい」「やめとけ」と言われることがあります。

プログラミングスキル自体の習得が難しい

プログラミングの副業が「やめとけ」と言われる理由には、そもそもプログラミングスキルの習得自体が難しいという点もあります。

プログラミングは、単なる作業ではなく論理的思考力や忍耐力を求められる高度なスキルです。文法の理解だけでなく、エラーの解決やアルゴリズムの把握、実践的なコードの書き方など、学ぶべき範囲が広く、習得には相応の時間と労力が必要です。

実際に、弊社が独自で行った調査では、プログラミングを独学で学び始めた人の約8割が途中で挫折したという結果も出ています。

副業で収入を得る以前に、まずは地道にスキルを習得するための努力と継続が必要です。スキル習得の段階で挫折してしまう人が多いことから、「やめとけ」と言われることがあります。

プログラミング以外のスキルも必要になる

プログラミング副業が「やめとけ」と言われる背景には、プログラミングスキルだけでは仕事を得にくいことがあげられます。

たとえ時間をかけてプログラミングスキルを習得したとしても、それだけで案件を獲得し、安定した副収入を得るのは難しいのが実情です。

副業で仕事を得るには、クライアントに自分を売り込むための営業スキルや、やり取りをスムーズに進めるためのコミュニケーションスキルも欠かせません。

とくに実務経験の少ない初心者は、営業や顧客とのコミュニケーションに不慣れであることが多く、複数のスキルを同時に身につけなければならない難しさがあります。

プログラミングスキル以外のポータブルスキルも重要になる観点から、「やめとけ」と言われるケースもあるのです。

本業があるため案件が限られる

プログラミング副業が「やめとけ」と言われる理由には、本業があると応募できる案件が限られる点もあげられます。

プログラミングの案件には、クライアントとの密な連携や納期管理が求められるものが多いです。とくに月に数十万円規模の大規模案件では、業務委託契約を前提とした平日日中の稼働が必須というケースが一般的です。

本業があって夜間や週末にしか作業できない副業者にとっては、こうした案件には応募しづらくなり、少ない契約で大きく稼ぐのは難しいでしょう。

実際に多くの案件では、「週3日〜OK」「日中連絡が取れること」などの条件が付いており、フリーランスのエンジニアが本業として受注する前提になっているのが現実です。

全て自分一人で解決しなければならない

プログラミング副業において「やめとけ」と言われる理由のひとつが、全てを自分一人で解決しなければならないという点です。

副業の場合、クライアントと直接やり取りして案件を受注するケースが多いため、業務の進行中に疑問点が出ても誰かに気軽に相談できません。自分のスキルだけではどう実装すべきか判断がつかないようなシステムの場合、調べながら試行錯誤し、自力で完成させることが必要です。

IT企業などのチーム開発の場合は、会社にいる周囲のエンジニアに質問したり、レビューを受けたりといった支援を得られますが、副業では基本的に一人での対応が前提です。

自ら情報を収集して問題を解決し、責任を持って納品までこなすというプレッシャーが大きく、「孤独な戦い」になりがちであるため、精神的な負担から「やめとけ」と言われることもあるのです。

プログラミング副業をやめとけとならないポイント

プログラミングの副業を「やめとけ」とならないためには、次のポイントを押さえることが大切です。

実務レベルのプログラミングスキルを身に付ける

プログラミング副業で「やめとけ」と言われないために最も重要なのが、実務レベルのプログラミングスキルを身につけることです。

副業とはいえ、実際にクライアントから報酬を受け取って仕事をする以上、それに見合うスキルが求められます。スキルのレベルによって得られる報酬額は大きく変わるため、「学んだだけ」ではなく「仕事として通用するか」を意識することが大切です。

具体的には、自分一人でLP（ランディングページ）を作成できる、企業のホームページを構築できるといった実務に即したスキルを習得しておくと、副業としてのスタートを切りやすくなります。

また、案件を受ける際のアピール材料として、サンプルサイトを複数作成しておくことも効果的です。

作成する過程で実務レベルのスキルが身につくだけでなく、ポートフォリオとして提示することで、クライアントに自分のスキルを具体的に示せます。

継続的に案件を受注し、安定して稼げるようになるためにも、実際にLPやホームページを作成して「使えるスキル」を身につけましょう。

Web開発ではなくWeb制作に挑戦する

プログラミング副業を始める際は、Web開発ではなくWeb制作から挑戦するのがおすすめです。

「Web開発」とは、「ぐるなび」や「食べログ」のようなWebサービスを作る仕事を指し、複数人でチームを組んで進める本格的な開発プロジェクトを指します。副業ではなく本業のエンジニア向けに募集されるケースが多いため、初心者や副業希望者が参画を目指すのは現実的ではありません。

一方で「Web制作」は、コーポレートサイトや士業の事務所のホームページなどを一人で作る案件です。クライアントとの1対1のやり取りが基本で業務の流れがシンプルなため、副業でも無理なく取り組める案件が多くあります。

実際に、SNSでもWeb制作を副業として成功させている人の投稿が多く見られ、需要の高さと実現性の高さが伺えます。

俺とうとうやったぞ！！

このまえから接触試みてた人と一緒に仕事できることになって
毎月ホームページ作成とプログラムのお仕事もらえることになった！！

とりあえず半年やってみないとだけどこのままいけば副業で毎月30万達成！！

手取り50万になった日にはフリーランスになるぞ！

— Noob-Little (@noob_Little_) October 22, 2023

以前のアイコン作成、校了頂きまして、さらにその会社さんのホームページまで作らせていただくことになりました。
オータムスのしか作った事ないのに、出来るのか…ひーひー言います。

絵もサイトも、バンドをやってて得た副業スキル、ありがたいですが、バンドマンです。

ライブのオファー下さい。

— 松田 宗志郎 (@yoshirouZZ) November 21, 2023

さらに、サイトの内容や規模によっては30万円前後の高単価案件も見込めるため、しっかりスキルを磨けば収益性の高い副業にすることも可能です。

質問できる環境を用意しておく

副業でプログラミングに取り組む際、自分ひとりで疑問点を解決しなければならない状況が多々発生します。

案件でわからないことが出たときに備えて、あらかじめ質問できる環境を用意しておくことは非常に重要です。

例えば、「侍テラコヤ」は現役エンジニアにいつでも質問できるオンラインサービスで、どんな質問でも24時間以内に回答がもらえるという安心感があります。

技術的な壁にぶつかったとき、すぐに相談できる場所があることで、作業の停滞を防ぎ、ストレス少なく、副業に取り組めます。

特に初心者のうちは不明点も多く出るため、質問できる環境の有無が継続のカギを握ると言っても過言ではありません。

副業だからこそ、孤独に陥らず、信頼できるサポートを得られる体制を整えておきましょう。

収入アップが目的ならIT業界への転職もおすすめ

副業の目的が収入を増やすことであれば、思い切ってIT業界へ転職するという選択肢を検討するのもおすすめです。

IT業界に転職すれば、収入を得ながら実務経験を積むことができるため、実力と経験を効率的に高められます。実務経験がある程度積めたあとに副業を始めれば、実績のある状態で案件に応募できるため、副業収入も稼ぎやすくなります。

現職に特別なこだわりがない場合には、「副業のために転職」というアプローチが、むしろ近道になるケースも少なくありません。

また、IT業界は比較的高収入であるため、転職のみで収入の問題を解決できる可能性もあります。

事実、厚生労働省が運営している職業情報掲載サイト「jobtag」によると、システムエンジニアの平均年収は約574万円です。

金融庁発表の令和5年民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は460万円なので、システムエンジニアは平均よりも100万円年収が高いことがわかります。

副業に挑戦するよりも、転職をした方が簡単に年収アップを実現できる可能性もあります。

なお、IT業界への転職を成功させるためには、転職支援が充実しているプログラミングスクールを利用するのがおすすめです。

プログラミングスクールでは基礎からプログラミングを学習し、未経験者でも即戦力として活躍できるスキルが身に付きます。

転職できなければ全額返金という保証付きのプログラミングスクールもあるため、より確実性高く転職を実現できるでしょう。

転職におすすめのプログラミングスクールについては、次の記事で詳しく解説しています。

プログラミング副業で月5万円を稼ぐためのロードマップ

ここからは実際にプログラミングの副業で月5万円を稼ぐためのロードマップを紹介します。

具体的には、以下5つのステップで副業をスタートさせましょう。

①.学習するプログラミング言語を決める

副業で安定して収入を得るためには、目的に合ったプログラミング言語を選ぶことが何よりも重要です。

とくに副業として取り組む場合は、フロントエンドスキル（HTML/CSS、JavaScript）とPHPの習得をおすすめします。

これらの言語は、Web制作の現場で頻繁に使用される定番スキルです。

ホームページ作成やLP制作など、初心者でも取り組みやすい案件に必須の技術であるため、習得しておいて損はありません。

事実、クラウドソーシングサイトとして有名なクラウドワークスでは、以下のような副業向けの案件が多く見られます。

プログラミングで副業を目指す際は、フロントエンドスキル＋PHPの習得が最もおすすめです。

②.プログラミング言語を学習してスキルを習得する

学習する言語が決まったら、次はスキルを着実に身につけるステップです。以下の表で主な学習方法を比較しました。

それぞれに特徴があるため、自分の目的や学習スタイルに合った方法を選びましょう。副業で安定して稼ぎたい方には、費用はかかりますが、実務スキルに直結するプログラミングスクールの活用がとくにおすすめです。

③.ポートフォリオを作る

プログラミングスキルを身につけたら、次に行うべきはポートフォリオの作成です。ポートフォリオとは、自分のスキルや実績を「見える形」にまとめたものであり、営業活動や案件応募の際の重要な武器となります。

クライアントにとって、依頼相手のスキルを判断する材料は限られているため、ポートフォリオがあるかどうかで信頼度が大きく変わります。「この人に任せても大丈夫」と思ってもらうためには、以下の形で作品例を提示するのがもっとも効果的です。

ポートフォリオは単なる自己紹介ではなく、確実に必要になる営業ツールです。クラウドソーシングやSNSで案件を探す際にも、あなたの「実力」を証明する材料として機能します。

④.クラウドソーシングサイトで営業をかける

ポートフォリオを完成させたら、いよいよ実際の案件獲得に向けた営業活動を始めましょう。

営業の場としておすすめなのが、クラウドソーシングサイトです。代表的なものには「クラウドワークス」や「ランサーズ」などがあり、初心者からでも始められる案件が数多く掲載されています。

最初のうちは、どんなに良いポートフォリオを用意してもなかなか案件を獲得できないことが多いでしょう。しかし、ここで諦めずに応募を続けることが重要です。

とくに初心者向けの案件は、報酬が低めに設定されている代わりに、採用のハードルも比較的低いため、実績作りには最適です。初期段階では「収入よりも経験」と割り切って、低単価でもまずは一件をこなすことを目指すのがおすすめです。

実績を積み重ねられれば、次の案件への信頼となり、徐々に高単価案件にも挑戦できるようになります。営業を重ねることでスキルだけでなく、コミュニケーション力や提案力も自然と養われます。

⑤.実績が溜まったら副業エージェントを利用する

クラウドソーシングなどで複数の案件をこなし、一定の実績が溜まってきたら「副業エージェント」の活用を検討してみましょう。副業エージェントとは、エンジニア向けに案件を紹介し、マッチングや契約をサポートしてくれるサービスのことです。

副業エージェントを使う最大のメリットは、あなたに代わって営業や交渉を行ってくれるという点です。煩雑なクライアント対応に時間を取られることなく、制作作業に集中できます。

さらに、エージェントが紹介する案件は実務経験を前提とした内容が多く、単価が高めに設定されているのも魅力です。これまでの実績やスキルを武器に、より収益性の高い仕事を安定して受注できるようになります。

副業での収入アップや、効率的な働き方を目指すなら、実績を積んだタイミングでのエージェント活用は非常に有効な戦略です。

プログラミングスクールなら副業案件の獲得保証が受けられる

「確実に副業案件を獲得したい」「最初の案件を得る壁を越えたい」と考えている方にとって、プログラミングスクールの利用は非常に有効です。とくに最近は、副業に特化したカリキュラムを提供するスクールが増えており、中には「副業案件の獲得保証」が付いているスクールも存在します。

副業案件の獲得保証があるスクールでは、受講後に実際の案件に挑戦できるため、確実に実績を積むことが可能です。営業経験がない初心者にとって、クライアント探しの手間やプレッシャーを避けながら、自然な流れで初案件に取り組める点は非常に大きなメリットです。

また、中には「5万円保証」など、実際に報酬を得られることを保証しているスクールもあり、学びながら収入を得ることもできます。

本気で副業を成功させたい方は、スクールのサポートを活用して確実なスタートを切るのも賢い戦略です。

なお、副業向けのおすすめプログラミングスクールは、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

【独自調査】プログラミングスクールを利用して副業は可能？

ここからは実際にプログラミングスクールを利用して、副業は可能かを弊社の独自アンケート調査をもとに解説します。

なお、アンケート調査は18歳以上のプログラミングスクール受講経験がある155名を対象に行っています。

スクールの利用目的は半数が副業

弊社が独自に行ったアンケート調査では、プログラミングスクールの受講生のうち、約半数が副業を目的に利用していることがわかりました。

副業を目指してプログラミングスクールを利用する人は多いと言えます。

スクール利用者の半数以上が目的を達成している

プログラミングスクールを利用した人の半数以上が、目的を達成できたと回答しています。

半分以上は達成できたのを加えると、全体の77％が目的達成を実感しています。

副業目的でプログラミングスクールを利用する人が多いことを踏まえると、スクールでスキル習得して副業で稼ぐことは現実的に可能であることがわかります。

スクール利用者の多くが10万円程度年収アップ

実際の収入アップについては、4割以上の人が5万～10万円の収入アップに成功しています。

割合としては少ないものの、中には30万や50万円以上年収アップに成功している人もいるため、大きく稼ぐことも夢ではありません。

プログラミングスクールの中には「5万円の案件獲得保証」などもあるため、確実に年収を高められます。

プログラミング副業におすすめのスクールは、下記で解説しているので参考にしてください。

プログラミング副業はやり方次第で十分可能！

「プログラミング副業はやめとけ」と言われることもありますが、それはスキル不足や準備不足のまま始めた場合のリスクに過ぎません。現実には、副業としてプログラミングに取り組み、成果を上げている人は数多く存在します。

確かに、初心者がいきなり案件を獲得するのは難しく、スキルの習得や営業力、自己解決力が求められる厳しさもあります。しかし、実務レベルのスキルを身につけ、ポートフォリオを作り、適切な方法で営業を重ねることで、着実に副業収入を得ることは可能です。

また、Web制作など副業向けの分野を選ぶ、質問できる環境を用意する、さらにはIT業界への転職やスクールの活用など、自分に合った方法で戦略的に進めれば、副業で月5万円以上を稼ぐことも現実的な目標になります。

大切なのは、「無理」と決めつけるのではなく、正しい知識と準備で挑戦する姿勢です。努力次第で、あなたもプログラミング副業を収入源の一つとして実現できるでしょう。