英語で「記念日おめでとう」って言える？「1周年」「6ヶ月祝い」などお祝いフレーズを紹介

黒田莉々 英語研究家 / 翻訳家

三度のご飯の次に英語が大好きな「英語の人」。英文法や英文解釈が大好物。洋書や洋画が大好きで、そこから学んだ「使える英語フレーズ」は数知れず。
米国東部の四年制大学（社会学/文化人類学専攻）をCum Laudeで卒業。帰国後は大手英会話学校の専任講師を経て、大学レベルの英語講師を20年近く経験。

現在、フリーランスで著述業、通訳、翻訳業を営む。集英社よりビジネス英語の指南書「悪魔の英語術」を出版。TOEIC975点、英検１級

この著者の記事一覧へ

「結婚記念日」や「婚約記念日」、「グループ結成日」や「デビュー記念日」など、一年のうちには「記念日」を祝う機会は多くあります。

今回は、「～記念日」や「～周年記念」などを英語では何と表現できるのか解説します。
ケーキのプレートやカードのメッセージに使えるおしゃれな「おめでとう」の言い方も紹介しますので、ぜひ使ってみてくださいね。

 オンライン英会話探しをする人必見
おすすめのオンライン英会話

オンライン英会話57社を調査して厳選した「人気のおすすめオンライン英会話」のランキングをご紹介！

オンライン英会話の選び方から目的別のおすすめランキングが用意されているので自分にぴったりのオンライン英会話がきっと見つかります。

本当におすすめできる
人気オンライン英会話ランキングを確認

おすすめ通学型英会話教室はこちら

おすすめ人気の有名英会話教室・スクール比較ランキング10選【2024年最新版】 プロリア 英会話で申込みが多いおすすめ人気の有名英会話教室・スクールランキング10選【2024年最新版】は、英会話イーオン（AEON）、Berlitz（ベルリッツ）、NOVA、ECC外...

記念日は英語で「anniversary（アニバーサリー）」

「記念日」を英語で言うと「anniversary」です。
発音記号は「`ænəvˈɚːs(ə)ri（米国英語）、ˌænʌˈvɜ:sɜ:i:（英国英語）」で、読みは「アニヴァーサリィ」に近いです。
「anniversary」の省略形には「Annive.」や「Anniv.」が使われています。

「anniversary」は、過去に起こった出来事を思い出すための一年に一度の日を指します。
結婚、誕生などの良い出来事だけでなく、命日など良くない出来事を思い出す日にも使われる表現です。

「anniversary」は「記念日」だけでなく、「記念祭、～周年祭、（保険契約などの発効日に対応する）応当日」も指します。

～周年記念日の言い方

「記念日」を意味する「anniversary」を使って、様々な「～周年記念日」を表現してみましょう。

1周年記念日

年単位で記念日を祝う「～周年記念日」は、英語で「～ anniversary」や「～ year anniversary」と表現します。
「1周年記念日」なら「1st（first）anniversary」「1（one）year anniversary」、「2周年記念日」なら「2nd（second）anniversary」「2（two）year anniversary」です。

「～ anniversary」の数字部分には「first」「second」などの順番を表す単語を、「～ year anniversary」の場合は「one」「two」など数量を表す単語が置かれます。
表記する時は「1st anniversary」「1 year anniversary」などで問題ありませんが、口に出して発音する時には注意しましょう。

「10周年記念日」「70周年記念日」など数字部分が増えていっても、同じく「10th anniversary」「10 year anniversary」、「70th Anniversary」「10 year anniversary」と表現します。

半年 / 6ヶ月記念日

付き合い始めてから半年など1年以内の時期に記念日を祝うこともあるかもしれません。
「半年記念日」や「6ヶ月記念日」と表現する時には、「6 months anniversary」や「half year anniversary」を使います。
「～months anniversary」の数字部分を変えれば、「1 month anniversary（1ヶ月記念日）」や「4 month anniversary（4ヶ月記念日）」なども表現できます。

また、「1年1ヶ月記念日」は「1 year and 1 months anniversary」、「1年半記念日」は「1 year and 6 months anniversary」「1 year and a half anniversary」です。

「anniversary」という単語は厳密に言うと1年に一回のお祝いを指すので、最近では「monthsary（～ヶ月記念日）」という言葉も登場しています。
「anniversary」に「month（暦の月）」を組み合わせた単語です。
「2 monthsary（2ヶ月記念日）」「5 monthsary（5ヶ月記念日）」「10 monthsary（10ヶ月記念日）」などと使います。
「monthsary」はカジュアルなイメージの単語なので、フォーマルシーンでは使わないようにしましょう。

100日記念日

「100日記念日」「200日記念日」など日数で記念日を祝いたい時は、「100 days anniversary」「200 days anniversary 」と表現できるでしょう。
一年に一度の記念日ではないため「anniversary」以外の言い方にする場合には、「100 days celebration」「200 days celebration」という表現も可能です。

いろいろな記念日を祝う表現

結婚記念日やデビュー記念日など様々な記念日を祝う時に使える表現を見ていきましょう。

カップル記念日

カップルとして付き合い始めた日を祝う「カップル記念日」や「交際記念日」は、英語で「1st date anniversary」「anniversary of our relationship」と表現します。
「1st anniversary of our first date（初デートから1周年記念日）」や「1st anniversary of our first meeting（最初の出会いから1周年記念日）」などのフレーズも良いでしょう。

また、付き合って一年以内なら「half year anniversary of our relationship（付き合って半年記念日）」、3ヶ月なら「3 month anniversary of our relationship（付き合って3ヶ月記念日）」といった言い方も使えるでしょう。

SNSでは、「dating anniversary」という言い方で「交際記念日」を表すこともあります。
ちなみにハッシュタグにもなっている「dativersary」は、「date」と「anniversary」を組み合わせた造語です。

プロポーズ記念日

プロポーズをして婚約した日を祝う「プロポーズ記念日」や「婚約記念日」は、英語で「proposal anniversary」「engagement anniversary」と言います。
「proposal」は「結婚の申し込み」、「engagement」は「婚約、結婚の約束」を意味する名詞です。

1回目の「プロポーズ記念日」なら「1st proposal anniversary」、3回目の「プロポーズ記念日」なら「3rd proposal anniversary」と表現します。

結婚記念日

結婚した日を祝う「結婚記念日」は、英語で「wedding anniversary」や「anniversary of marriage」と表現します。
「wedding」という単語だけでも「結婚記念日」という意味を持つため、「silver wedding（銀婚式）」や「golden wedding（金婚式）」といった表現も使われます。

創立記念日やグループ結成日

会社や学校が設立された日を祝う「創立記念日」や、バンドや組合などのグループを結成した日を祝う「結成記念日」は英語で何と言うのでしょうか？

「創立記念日」や「結成記念日」は、英語で「founding anniversary」や「anniversary of the foundation」と表現できます。
「founding」は「組織・施設などの設立、創立」、「foundation」は「創立、樹立」という意味です。
後ろに「of＋会社名や団体名」を続けて、「2nd founding anniversary of～（第2回～創立記念日）」「3rd anniversary of the foundation of～（～の結成3周年記念）」などと言うことができます。

「anniversary as～」というフレーズで「～としての記念日」という表現も可能です。

デビュー記念日

アーティストや俳優、芸能人、スポーツ選手などのデビューを祝う「デビュー記念日」は、英語で「anniversary of debut」と表現できます。
「デビュー2周年記念日」なら「2nd anniversary of debut」、「デビュー100日記念日」なら「100 days anniversary of debut」です。

「1st」、「2nd」などの序詞には、定冠詞の「the」か、「だれの」お祝いなのかを表す所有格の代名詞（my, your, his, her, our, their）のいずれかが必要です。
「the」が来るのは、「the 2nd anniversary of your debut」、「It’s the 1st anniversary for them」のような表現の場合です。

記念日を祝うおしゃれなメッセージの書き方

ケーキのプレートやお祝いのカードに使えるおしゃれなメッセージの例をいくつか紹介します。

お祝いメッセージによく使われるのは、「Happy～」や「Congratulations on ～」などです。
「結婚2周年おめでとう」なら「Happy our 2nd wedding anniversary」、「デビュー5周年おめでとう」なら「Congratulations on your 5th anniversary of debut」と言えます。
「Happy～」は誕生日や結婚記念日、新年など努力をしなくても毎年訪れる記念日に使い、「Congratulations on ～」は長い間努力して成し遂げたことを祝う記念日の場合に使います。

「Congratulations」に何のお祝いかをつけて表現する場合は「on」を使います。自分が「相手(you)」に贈る言葉の場合は、「Congratulations on your ～」となり、相手の家族や仲間を祝う場合は、「Congratulations on his ～」や「Congratulations on their ～」など、ふさわしい代名詞を選びましょう。

「Happy～」や「Congratulations～」以外でお祝いの気持ちを表現するなら、「Best wishes for～」「Best wishes on～」というフレーズも使えます。
フォーマルシーンなどで丁寧なメッセージを書く場合には、「In commemoration of the 5th Anniversary（5周年を記念して）」といった表現も良いでしょう。

カジュアルな場面やSNSなどでは、「Congratulations」の短縮形「Congrats」が使われることもあります。

まとめ

今回は、英語での「～記念日」や「～周年記念」などの言い方と「記念日」を祝ういろいろな表現を解説しました。
「結婚記念日」や「プロポーズ記念日」、「創立記念日」など、様々な「記念日」に使えるメッセージを覚えてストックしておきましょう。