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変化を表す英単語の対義語は?「増える」「減少する」など反対の意味を持つ語を覚えよう

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「増加」と「減少」、「改善」と「悪化」など変化を表す単語は、ビジネスシーンなどでよく耳にします。
これらは英語ではどのような単語を使って表現し、また対義語(反対語)にはどんな単語が使われるのか、しっかり把握できていますか?

この記事では、「increase」と「decrease」をはじめ、変化を表す様々な対義語を紹介します。
ビジネスでは頻繁に使われている言葉なので、どちらの方向への変化も表現できるように頭に入れておきましょう。

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増加 / 減少

まず、「増加」と「減少」を表現する英単語から確認していきましょう。

「増加」は「increase」

「増加」は「increase」という単語を使って表すのが一般的です。
他動詞として使う場合は「増やす、増加・増大・増殖させる」、自動詞として使う場合は「増える、増加・増大・増殖する」という意味になります。

「increase」は名詞としても使える単語で、意味は「増加、増大」です。

例文:In order to continue this project, we need to increase the budget.
意味:このプロジェクトを継続するためには、予算を増やすことが必要です

例文:The cost of living in Japan has increased significantly.
意味:日本での生活費は大幅に上昇しています

「他動詞」はその単語単独では意味が成り立たないため、後ろに必ず目的語が続きます。
一方、「自動詞」はそれだけで動詞として意味が成り立つので、後ろに目的語は置かれません。

「減少」は「decrease」or「reduce」

一方、「減少」を表現する場合は「decrease」という単語が使われます。
他動詞では「減る、減少・低下する」、自動詞では「減らす、減少・低下させる」という意味です。
また、名詞として使う場合は「減少」を意味します。

他に「reduce」という単語を使って、サイズや数量、程度、重要性などを対象に「減らす」と表現することも可能です。
他動詞では「少なくする、減らす、縮小する」、自動詞では「減る、縮小する」などと訳されます。

例文:Increases in the cost of living have increasingly decreased consumers’ willingness to purchase.
意味:生活費の増加により、消費者の購買意欲はますます低下しています

例文:This factory needs to reduce the production of goods by 10%.
意味:この工場では、商品の生産を10%縮小する必要があります

改善 / 悪化

「改善」と「悪化」という対義語は、それぞれどんな単語を使うのでしょうか?

「改善」は「improve」

「改善」は「improve」という単語を使うのが一般的です。
他動詞・自動詞どちらでも使える動詞で、他動詞の場合は「さらに良くする、一層良くする、改良する、改善する、向上させる」などを意味します。
自動詞で使う場合の意味は「良くなる、好転する」です。

「improve」の名詞形は「improvement」で、「改良、改善」また「改善点」などを意味します。

例文:What can be done to improve sales at this store?
意味:この店舗の売り上げを改善するためには、どうしたらよいでしょうか

例文:We need input from many employees for improvement.
意味:改善のためには、多くの従業員からの意見が必要です

「悪化」は「worsen」or「deteriorate」

一方、対義語である「悪化」を表現する場合は「worsen」という単語が使われます。
他動詞では「悪化させる、さらに悪くする」、自動詞では「悪化する、さらに悪くなる」という意味です。

他には「deteriorate」という動詞も「悪化」を表す時に使われます。
他動詞では「悪くする、悪化させる」、自動詞では「悪くなる、悪化する」という意味です。

例文:The balance between supply and demand in the domestic rice market is worsening.
意味:国内コメ市場の需要と供給のバランスは悪化しています

例文:We must find out what is causing the quality of service to deteriorate.
意味:サービスの質を悪化させている原因を突き止めなければいけません

拡大 / 縮小

続いて、「拡大」「縮小」という反対語を表現する英単語も確認しましょう。

「拡大」は「expand」

「拡大」は「expand」という動詞を使って表現できます。
他動詞として使う場合は「大きくする、広げる、拡大する」、自動詞として使う場合は「大きくなる、広がる、拡大する」という意味です。

例文:He has greatly expanded his business over the past decade.
意味:彼はこの10年でビジネスを大きく拡大させました

例文:This town has continued to expand through a series of mergers.
意味:この町は合併を繰り返しながら拡大を続けてきました

「縮小」は「contract」or「shrink」

一方、「縮小」は「contract」や「shrink」といった動詞を使って表現します。
「contract」は他動詞では「縮小させる、収縮させる」、自動詞では「縮小する、収縮する、縮まる」といった意味です。

動詞「contract」には「契約する」という意味もあるので、文脈で判断しましょう。
また、名詞として使うと「契約、契約書」を意味する単語にもなります。

もう1つの「縮小」を表現できる動詞「shrink」は、衣服や物のサイズが小さくなることを表す場合に使うことが多いです。
しかし、自動詞では「(予算や経済などが)縮小する」という意味でも使えます。

例文:The market share of the real estate sector is contracting.
意味:不動産部門のマーケットシェアは縮小傾向にあります

例文:As sea level rises, the area of that country continues to shrink.
意味:海面の上昇により、その国の面積は縮小し続けています

上昇 / 下降

「上昇」「下降」という上下の変化を表す英単語も確認しておきましょう。

「上昇」は「rise」or「raise」

「上昇」は「rise」か「raise」を使って表現されるのが一般的です。

「rise」は自動詞では「上がる、上昇する」、名詞では「(温度・価格・水位・強度などの)上昇、上がること」を意味します。
「raise」の方は他動詞で「上げる、上昇させる、引き上げる」という意味です。
また「上げること」を意味する名詞としても使われます。

「rise」は物事が自分の力で、または勝手に「上がる」ニュアンスで、一方「raise」は人が何かに影響を与えて「上げる」というニュアンスです。

例文:With the minimum wage raise, my salary amount will also rise.
意味:最低賃金の引き上げに伴い、わたしの給与額も上がるでしょう

例文:This product was just raised six months ago and then raised again this month.
意味:この商品は半年前に値上げされたばかりですが、今月また値上げされました

数量・価格・程度などが上昇する場合は、「増加」を意味する「increase」も使えます。

例文:The level of interest in the topic is increasing, especially among those in their 20s.
意味:特に20代の間で、この話題に対する関心度が上昇しています

「下降」は「fall」or「lower」

一方、「下降」を表現する場合は「fall」や「lower」といった単語を使いましょう。

「fall」は「落ちる、落下する」という意味で知られていますが、この意味から自動詞の「下がる、下落する」というニュアンスに繋がります。
また名詞としても使うことができ、意味は「下落、低下」です。

「lower」は他動詞で「下げる、低くする」という意味で使われます。
「lower price(価格を下げる)」など、大きさや数量、価値などを減らす、低下させる様子を指して使うことが多いです。

例文:The sudden fall in stock prices caused him to lose many of his assets overnight.
意味:株価が突然下落したことによって、彼は一晩で多くの資産を失ってしまいました

例文:Changes in the distribution process have allowed us to lower the prices of these products.
意味:流通プロセスを変更したことで、これらの製品の価格を下げることができました

加える / 取り除く

「加える」またその反対語の「取り除く」は、英語ではどの単語を使って表現するのでしょうか?

例えば「加える、付け足す、追加する、結び付ける」という意味の「add」が使えます。
一方、「取り除く」を表現するなら「remove(取り除く、取り去る、取り外す、除去する)」です。
どちらの単語も他動詞なので、動詞の後ろには目的語が続きます。

例文:Please add information on the three new hires to the list.
意味:新入社員3人の情報をリストに追加しておいてください

例文:The process for removing impurities from this mineral is very difficult.
意味:この鉱物から不純物を除去するための工程は非常に難しいです

最大化 / 最小化

最後に「最大化」「最小化」という変化の表現も確認しておきましょう。

「最大化」を表現するには他動詞「maximize」が使えます。
「最大にする、最大化する、最大限度にする」といった意味です。

一方、「最小化」の表現には他動詞「minimize」が使われます。
「最小化する、できる限り減らす・少なくする、最小限度にする・抑える」という意味の単語です。
重要性や価値などを「最小限に評価する」、つまり「見くびる」というニュアンスでも使えます。

例文:The manager maximized advantage of this new system and increased sales.
意味:店長はこの新しいシステムの利点を最大限活用し、売り上げを伸ばしました

例文:The impact of stagnant economic activity must be minimized.
意味:経済活動の停滞による影響を最小限度に抑える必要があります

まとめ

この記事では、ビジネスで頻繁に使われる変化を表す様々な対義語を紹介しました。

「increase」と「decrease」など、他動詞として使うのか自動詞として使うのかによってニュアンスが変わってくる動詞も多いです。
いざという時に、しっかり使い分けられるように何度も復習しておきましょう。

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年齢・目的問わずオンライン英会話 / 英会話教室 / 英語コーチングサービスなど700サービス以上を比較したプロリア英会話編集部です。

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明治大学サービス創新研究所客員研究員/ライター
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黒須 千咲のアバター 黒須 千咲 フリーランスライター

中学時代に英語に目覚め、外国語科の高校に通った後、法政大学GISで英語漬けの4年間を過ごしました。学生時代には、アメリカとイギリスの短期留学も経験。大学卒業後は夢だった自由な働き方を実現するため、オーストラリアワーホリへ。ライターを目指しつつ、シドニーでウエイトレスとして約半年働きました。現在は、日本でギリシャ人の夫と暮らしながら執筆活動中。主に英語学習に関する記事を執筆しています。TOEIC920点英検準1級取得済み。

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三度のご飯の次に英語が大好きな「英語の人」。英文法や英文解釈が大好物。洋書や洋画が大好きで、そこから学んだ「使える英語フレーズ」は数知れず。
米国東部の四年制大学(社会学/文化人類学専攻)をCum Laudeで卒業。帰国後は大手英会話学校の専任講師を経て、大学レベルの英語講師を20年近く経験。

現在、フリーランスで著述業、通訳、翻訳業を営む。集英社よりビジネス英語の指南書「悪魔の英語術」を出版。TOEIC975点英検1級

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高校時代に英語を猛勉強し、校内偏差値が40→80にUP。大学では英語教育を専攻し、4年次にオーストラリアのパースへ留学。「話す」「聞く」にフォーカスを置いて、現地の人々や世界各国の留学生と交流を深めた。その結果、ケンブリッジ英検B2TOEIC400→835を取得。現在は、海外へ行きたいけど英語に不安がある人たちのサポートや後押しをしている。

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元こども英会話教室の主任講師。4年間イギリス人講師とペアでティーチングしつつ、日々の会話の中から日英の文化の違いにも興味を持つ。海外在住歴や留学経験などはなく、地道に英語学習した後に講師へ。教室型英会話とオンライン英会話の受講経験あり。これらの経験を活かし現在は英語関係の記事を執筆している。

夢はライター活動をしながら旅をすること。各土地で輝いている人を見つけてインタビューし、頑張る人を応援するメディアを作りたい。

まつのアバター まつ WEBライター / 日英通訳・翻訳者

米国にて学士留学3年間と英語での仕事を20年経験。
サイエンス・ビジネスおよび日常生活の話題まで幅広いジャンルの英語を得意としています。

TOEIC945と英語経験を生かして、英語が苦手な方をサポートできるようブログ執筆活動を始めました。

WEBライターとしても活躍中。海外現地情報をリサーチしたライティングを得意としています。

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Shihoのアバター Shiho 都内外資系勤務 / ライター

10歳の時に通い始めた英会話教室の影響で英語に興味を持ち、以来20年以上にわたりずっと英語の勉強を続けている。

高校生の時に英語スピーチコンテストで優勝経験あり。語学の有名な某四年制大学の外国語学部英語学科を卒業。留学経験はないながらも、TOEIC L&Rテストでは独学で925点を取得。現在は都内外資系企業にて、日々英語を使いながら仕事をしている。

また、会社員の傍らWebライターとして、英語学習コンテンツの制作にも携わっている。

長尾 浩市のアバター 長尾 浩市 株式会社EduMe代表

株式会社EduMe 代表 
アメリカ大学院にて英語教授法(TESL: Teaching English as Second Language) の修士を取得。

その後、高校生や大学生に英語を教えて20年。TOEFL指導や海外大学留学支援なども手がける。

現在は、子供向け英語プログラミング塾「ワンダーコード」を運営。

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20歳に受けたTOEICは480点→45歳、二度目の挑戦では915点。
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字幕翻訳に関わる前は日本語講師として日本語を英語を使って教えていた。
現在、本業の傍らで小規模の英会話教室運営中。J-SHINE、TESOL取得。イギリス老舗のジョリーフォニックスの講習会を修了。
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英語講師歴14年目。シンガポールに4年間駐在。

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その結果、英検1級国連英検A級TOEIC990点IELTS 7.5TOEFL102点を取得し、英語で飯が食えるように。
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中学のころから英語好きが始まる。高校のころは、英語の教科書を丸暗記するほど音読に没頭。英語だけでは飽き足らず、大学ではフランス語を専攻し、言語学や音声学も学ぶ。ただ、英語好きはずっと変わらず、その後も勉強を続け、社会人になってから英検1級を取得。

自分の学んだ英語学や言語学を単なる知識で終わらせず、他の人が活用できるように、実用的な形で提供したいと考えている。
最近ではKindle本執筆にも挑戦し、『単語と単語の意外な関係』などの本を書いた。

私立中高英語教師歴10年。長期留学経験なしで、オンライン英会話などを活用して英語学習を継続。

TOEICは920点を取得。普段は中学生や高校生に英語を指導。
英語の苦手克服から、難関大学受験対策まで幅広く対応。

オンライン英会話5年目。さらに英語力向上を目指して日々学んでいます。

あきこのアバター あきこ ライター

慶應法学部卒→JTCで海外事業に携わるも英語力が足りずに挫折→転職→妊娠・出産で退職→35歳で一念発起して英語を学び直し。留学・海外経験なしから独学でTOEIC900点を獲得→翻訳者。
ELSA speakには絶賛ハマり中。英検1級通訳案内士取得を目指している。

遠藤 邦彦のアバター 遠藤 邦彦 ライター・翻訳者

元高校英語教師 / ライター・翻訳者
高校社会科教師の傍ら英語を学び、英語教員免許を取得。その後大手英会話スクールに通いTOEICで930点を取得。長野オリンピックでVIP接遇の通訳ボランティアを経験し、高校英語教師に転身。55歳にして英語検定1級を取得する。苦労して英語を学んだため、英語学習の大変さを誰よりも知っている。現在は、オンラインでスペイン語を学び、スペイン語の通訳を目指している。

Karenのアバター Karen ライター

1年の留学経験あり。帰国後は英語力向上のため、オンライン英会話で会話を学んだり発音矯正のスクールに通う。

その後、独学でTOEIC885点取得。英語力を活かし、前職は子ども向けのオンライン英会話講師として活躍。

現在は2児のワーママとして親子でお家英語に取り組み中です。

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