英語ビジネスメールで謝罪する時は何て言う？丁寧な「申し訳ございません」の表現

ゆういちろう ライター

学習塾で英語講師として33年の経験。多くの受験生達の志望校合格を実現してきました。英検指導にも精通し、小学生から高校生までの英検取得を支援しています。英語教育に対する深い理解と情熱を持ち、常に最新の教育方法を取り入れて、読者にとって有益なコンテンツを提供しています。教育に関する専門知識を活かし、信頼性の高い記事を通じて、皆様の学びをサポートしていきたいです。

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ビジネスなどのフォーマルシーンでは、自分のミスや不注意を丁寧に謝罪するという場面もあるでしょう。
英語ではそんな時、どのような単語やフレーズを使って「申し訳ございません」と謝るのでしょうか？

この記事では、「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」などビジネスシーンで使える改まった謝罪の英語表現を紹介します。
どの程度の謝罪が必要なのか、メールといった文章内で謝罪するのかなど、シチュエーションにあわせて使い分けてみましょう。

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ビジネスシーンで使える「申し訳ございません」

ビジネスメールなどフォーマルな場面で使うのに適切な「申し訳ございません」の謝罪表現を紹介します。
個人として謝罪するときは主語を「I」に、会社全体として謝罪することが必要な場合は主語を「We」に変えましょう。

「apologize」を使う

フォーマルな場面で謝罪する場合には、一般的に「謝る、わびる、謝罪する、陳謝する」という意味の動詞「apologize」が使われます。
「謝罪、わび、陳謝」を意味する名詞「apology」に、名詞を動詞に変化させる接尾辞の「-ize」が付いた単語です。

「apologize」の後ろに「for」「that」などの前置詞を組み合わせると、「～して・～できず申し訳ございません」と謝罪したい内容を具体的に伝えられます。
また、「deeply（深く）」「sincerely（心から）」などの副詞と一緒に使うことで、謝罪の気持ちの強さを表すことも可能です。

例文：We apologize for not being able to meet your request.
意味：ご要望にお応えできず申し訳ございません。

例文：We sincerely apologize for not having prepared the meeting materials in time.
意味：会議の資料の準備が間に合わなかったことを心からお詫び申し上げます。

謝罪する相手をはっきりさせる場合は、「apologize＋to＋相手＋for」という語順で表現できます。

例文：We deeply apologize to you for the error in the amount of the estimate due to our inadvertence.
意味：当方の不注意によりお見積り金額に誤りがありましたことを深くお詫び申し上げます。

「ご迷惑・ご不便・お手数をおかけして申し訳ございません」というフレーズはビジネスシーンでよく使われます。
英語では、「不便、不都合、不自由、迷惑」を意味する「inconvenience」や「面倒ごと、厄介なこと」を意味する「trouble」などが使えます。

例文：I apologize for the trouble I have caused to the accounting department due to my misunderstanding.
意味：わたしの勘違いで経理部の皆さんにお手数をおかけし申し訳ございません。

例文：We deeply apologize for the repeated inconvenience.
意味：何度もご不便をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

「sorry」を使う

日常会話ではよく使われる「sorry」は、「apologize」と比較すると軽めの謝罪シーンで使われやすい動詞です。

しかし、ビジネスシーンで「sorry」が使えないというわけではありません。
フォーマルな場で使う時には、主語とbe動詞を省略しない、謝罪の気持ちの強さを表す副詞と一緒に使うなどの工夫で丁寧な謝罪表現になります。
強調する副詞としては、前述の「deeply」の他に「truly（心から、誠実に、本当に）」「terribly（とんでもなく、非常に）」などが使えます。

「sorry」の後ろには前置詞「for」「about」「that」などを使って、どんなことに対しての謝罪なのかはっきり伝えましょう。

例文：We are sorry for any inconvenience caused by yesterday’s meeting.
意味：昨日のミーティングではご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

例文：I am sorry for the inconvenience caused to the entire team.
意味：この度はチーム全体にご不便をおかけしてしまい申し訳ございません。

例文：I am truly sorry that I forgot to submit the plan.
意味：計画書の提出を忘れており、本当に申し訳ございません。

「sorry」は工夫次第でビジネスシーンでの謝罪表現にもなりますが、メールなど文書の形で謝罪する場合は「apologize」などを使う方が無難です。

「forgive」を使う

ビジネスシーンでは、「許す、容赦する、勘弁する、大目に見る」という意味の動詞「forgive」を使って謝罪することもあります。
「Please forgive me for～（～したことをどうかお許しください）」などのフレーズで、特にビジネスメールなどの文章内でよく使われます。

例文：Please forgive us for the great inconvenience we have caused you.
意味：多大なご迷惑をおかけしたことをどうかお許しください。

例文：Please forgive me for the delay in responding to your inquiry.
意味：お問い合わせに対して回答が遅くなってしまったことをどうかお許しください。

例文：Please forgive us for not being able to meet your expectations due to the limited number of items.
意味：商品数に限りがありご期待に沿えないことをどうかお許しください。

「regret」を使う

「sorry」や「apologize」よりもさらに強く申し訳なさを感じている場合には、「regret」という動詞を使ってみましょう。
「regret」は「（すでに起こったことやミスなどを）後悔する、悔しく思う、遺憾に思う」という意味で、最上級の謝罪の気持ちを表現できます。

こちらも「deeply」「sincerely」などの強調する副詞と一緒に使って、謝罪の気持ちの強さを表せます。

例文：We regret for the delay in responding to your inquiry.
意味：ご相談をいただいていたのに、対応が遅れてしまい本当に申し訳ございません。

例文：We deeply regret any inconvenience caused by our lack of confirmation.
意味：こちらの確認不足でお手数をおかけしたことを深く反省しております。

例文：We sincerely regret for the mistake in the number of items delivered.
意味：お届けした商品数に誤りがあったことを心からお詫び申し上げます。

まとめ

この記事では、ビジネスシーンで相手に迷惑をかけた時やミスをした時などに「申し訳ございません」と謝罪する英語表現を紹介しました。
4つの動詞や程度を表現する副詞を使い分けて、シチュエーションに合ったレベルの謝罪ができるようになりましょう。