ビジネスシーンで「confirm」を使いこなそう！「確認する」以外の意味も紹介

ゆういちろう ライター

学習塾で英語講師として33年の経験。多くの受験生達の志望校合格を実現してきました。英検指導にも精通し、小学生から高校生までの英検取得を支援しています。英語教育に対する深い理解と情熱を持ち、常に最新の教育方法を取り入れて、読者にとって有益なコンテンツを提供しています。教育に関する専門知識を活かし、信頼性の高い記事を通じて、皆様の学びをサポートしていきたいです。

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ビジネスの場では、「報告書を確認する」「進捗を確認する」など何かをしっかり確かめるという場面がよくあります。
この「確かめる」という行動を、英語では何と表現するか知っていますか？

ビジネスシーンで使う「確認する」を意味する単語というと、多くの人は「confirm」を真っ先に思い浮かべるかもしれません。
でも、実はネイティブスピーカーはシチュエーションによって他にもいくつかの単語を使い分けているのです。

今回の記事では、「confirm」の使い方を復習するとともに、「確認する」という意味で使える他の単語も紹介しましょう。

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「確認する」という意味で使われる「confirm」

「confirm」はよくビジネスシーンで使われている、「確認する」と表現する一般的な表現です。
特に重要度が高い内容・発言などに対して「（真実であることを証拠を示して）確認する、確かめる、確証する、裏付ける」という意味があります。
ややフォーマルなイメージの単語ですが、日常会話の中でも使われています。

発音記号は「kənfˈɚːm（米国英語）、kənfˈəːm（英国英語）」で、カタカナ表記をしてみると「カァンファー（ル）ム」に近いです。

例文：His report is not believable until we confirm the detailed data.
意味：彼の報告は詳しいデータを確認するまでは信じられません。

例文：The progress of the project will be confirmed by the department head at every step.
意味：プロジェクトの進捗は部長が逐一確認します。

例文：I need to confirm my clients receive last month’s invoices.
意味：先月分の請求書がクライアントに届いているか確認する必要があります。

例文：Could you confirm that the lecture hall is properly reserved?
意味：講演会場の予約がきちんと取れているか確認していただけますか？

「確認する」以外の意味で使われる「confirm」

「confirm」という動詞は「確認する」以外の意味でも使われるので覚えておきましょう。

承認する

「confirm」には、「（条約・仮決定などを）承認する、追認する、正式に発表する」という意味もあります。
真実であると確認された内容を正式に認めるというニュアンスです。

例文：The ordinance was not confirmed because it did not receive the consent of a majority of council members.
意味：過半数の議員の同意を得られなかったので、この条例は承認されませんでした。

決心を固める

「confirm」は、「（決心・決意・態度・意見・信念などを）強める、固める、支持する」という意味でも使われます。
受動態の形を使った「confirmed＋人＋in～」で、人に意見・信頼・意志などを「固めさせる、ますます強くさせる」と使うことも多いです。

例文：Our three-hour presentation confirmed the client in his decision to sign the contract.
意味：わたしたちの3時間に及ぶプレゼンによって、クライアントは契約締結を決定した。

「confirm」と似た意味の英単語

「confirm」の他にも「確認する」というニュアンスで使える単語やフレーズはあります。
代表的なものを4つ紹介しましょう。

check

「confirm」よりも重要度が低い内容の場合によく使われるのは「check」です。
「（～が正しいことを）確認する、照合する」という意味で、カジュアルシーンでもビジネスシーンでも使われています。

発音記号は「tʃék（米国英語）、tʃek（英国英語）」で、カタカナ表記をしてみると「チェク」に近いです。

「check」は「確認する」以外にもたくさんの意味を持つ単語なので、どの意味で使われているのか文脈に注意して判断しましょう。
例えば、「（～の状態を）検査する」「チェックマークを付ける」「（良くない事態の進行を）阻止する、抑制する」といった意味です。

例文：Could you check the schedule of events I have created?
意味：わたしが作成したイベントのスケジュールを確認していただけますか？

verify

フォーマルな場では「verify」という動詞も使われます。
調査したり証拠を示したりすることによって「（～が真実であることを）確かめる、確認する、検証する、立証する、実証する」といった意味です。

発音記号は「vérəfὰɪ（米国英語）、ˈverʌˌfaɪ（英国英語）」で、カタカナ表記をしてみると「ヴェラァファィ」に近くなります。

例文：We need to quickly verify the contents of the report from Company A.
意味：A社からの報告書の内容を急いで検証する必要があります。

identify

「identify」は「（本物・本人であることを）確認する」という意味の動詞です。
意味から推測できるようにこの動詞は使うシーンが限定されていて、主に身元や身分を確認・証明する時に使われます。

発音記号は「ɑɪdénṭəfὰɪ（米国英語）、aɪˈdentʌˌfaɪ（英国英語）」で、カタカナ表記をしてみると「アィデェンタァファィ」に近いです。

例文：A research team was formed to identify the authenticity of these old ceramics.
意味：これらの古い陶磁器の真贋を見極めるため、調査チームが結成された。

「identify」は「原因などを特定する」「同一視する」といった意味でも使われます。

make sure

日常会話の中で使われやすい「確認する」の表現は「make sure」で、「事実や行動などに間違いがないかを確かめる」というニュアンスです。
「make（〜な状態にする）」と「sure（確かな、確実な）」を組み合わせています。

例文：You’d better make sure in advance if the restaurant is open that day.
意味：当日に店が営業しているかどうかを事前に確認した方がいいよ。

まとめ

今回の記事では、ビジネスシーンでよく使われる「確認する」を意味する動詞の使い方を解説しました。
「確認する」という行動を表すには、「confirm」以外にも「check」「verify」などの単語も使われます。
シチュエーションによってそれぞれの単語を使い分けられるようになっておきましょう。