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英語で「してもらう」と言うには?「get+人+to do」「have+人+原形」の意味の違いも解説

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Shihoのアバター Shiho 都内外資系勤務 / ライター

10歳の時に通い始めた英会話教室の影響で英語に興味を持ち、以来20年以上にわたりずっと英語の勉強を続けている。

高校生の時に英語スピーチコンテストで優勝経験あり。語学の有名な某四年制大学の外国語学部英語学科を卒業。留学経験はないながらも、TOEIC L&Rテストでは独学で925点を取得。現在は都内外資系企業にて、日々英語を使いながら仕事をしている。

また、会社員の傍らWebライターとして、英語学習コンテンツの制作にも携わっている。

自分のために、また自分の代わりに誰かに何かの行為を「してもらう」と表現したい場面は多いです。
この「~してもらう」は英語で何と表現したらよいのでしょうか?

今回は、「~してもらう」の英語表現の中から代表的な5つのフレーズを、ニュアンスの違いも含めて確認しましょう。
「~してもらえませんか?」とお願いする言い方や、「物をもらう」時の表現も紹介するので、ぜひ友達との会話やビジネスシーンで使ってみてくださいね。

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【目次】 この記事でわかること

英語で「~してもらう」と表現するには?

「~してもらう」とは、自分のために相手に何かの行動や行為をしてもらうことを表現する言葉です。
相手が自ら進んでその行為をしてくれる場合や、説得したり相手に働きかけてその行為をしてもらう場合などに分けられます。

英語では、「make」「have」「get」「ask」などの使役動詞を使って「~してもらう」を表現します。
一つひとつ使い方やニュアンスの違いを見ていきましょう。

make+人+原形

強制的に「~してもらう」という意味で使われるのは、「make+人+原形」のフレーズです。
相手に無理やり、または否応なしにその行為をさせるニュアンスが含まれます。
そのため「~に…してもらう」よりも「~に…させる」と訳した方が適切な場合も多いです。

例文:I made one of my subordinates go on a business trip to the United States.
意味:部下の一人にアメリカへ出張してもらいました

「make+人+動詞の過去分詞形」の形で、行為の対象である人や物を目的語にした「(無理やり)~を…してもらう、~を…させる」という言い方もできます。

例文:I couldn’t make my boss understood why I was late.
意味:わたしが遅刻した理由を上司に理解させることはできませんでした

「make」の過去形「made」を使うと、「~してもらった」と過去形で表現することもできます。

have+人+原形

「~してもらう」の表現でよく使われるのは、使役動詞「have」を使った「have+人+原形」のフレーズです。
相手を「〜した状態・状況にする」という意味から、「~に…してもらう」というニュアンスが生まれます。
その行為をするよう強制するニュアンスはなく、特に自分ではできないことを相手にしてもらう時によく使うフレーズです。

例文:I caught a cold, so I had my mother buy some medicine.
意味:風邪をひいたので、母に薬を買ってきてもらいました

また「~を…してもらう」と行為の対象である人や物を目的語に置く場合は、「have+人 / 物+動詞の過去分詞形」の形を使います。

例文:I will have the cracked phone screen repaired tomorrow.
意味:明日、割れたスマホの画面を修理してもらいます

「have」の過去形「had」を使うと、「~してもらった」と過去形で表現することもできます。

get+人+to do

「get+人+to do」のフレーズも「~してもらう」の表現としてよく登場します。
「have」とは異なり、「get」は説得したりなだめたり騙したりして「なんとか~に…してもらう、どうにかして~に…してもらう」というニュアンスです。
「to」の後ろには必ず原形の動詞が置かれるので注意しましょう。

例文:I will get him to prepare an estimate in a hurry.
意味:どうにかして彼に急いで見積りを作成してもらうつもりです

haveとmakeは原形を伴いますが、getは「get+人+to+do」のto不定詞であることに注意しましょう!

また「get+人 / 物+動詞の過去分詞形」の形で、行為の対象である人や物を目的語にした「なんとかして~を…してもらう」という言い方もできます。

例文:We got the deadline for submitting the estimate extended.
意味:なんとかして見積りの提出期限を延ばしてもらいました

「~してもらった」と過去形で表現するには、「get」の過去形「got」を使います。

ask+人+to do~for me

「ask+人+to do~for me」は、「わたしの代わりに~するよう人に頼む・求める」という意味から「〜に…してもらう」というニュアンスが生まれたフレーズです。
最後の「for me」は付けなくても使えます。

例文:I asked a colleague to attend the meeting for me.
意味:同僚に頼んで、私の代わりに会議に出席してもらいました

see a doctor

「see」は、「医者に診察してもらう」と表現する場合にのみ使える「~してもらう」の表現です。

例文:I have a fever, so I leave work early to see the doctor.
意味:熱があるから、仕事を早退して医者に診てもらいます

「~してくれませんか?」とお願いする表現

続いて、「~してくれませんか?」「~してもらえませんか?」「~していただけませんか?」と相手に何かをすることを依頼する表現も確認しましょう。

Can you~/ Will you~ / Could you~ / Would you~

「~してくれませんか?」の表現でよく使われるのは、「Can you~」「Will you~」「Could you~」「Would you~」から始まるフレーズです。
「can / could」は相手がその行為を物理的にできるかを尋ねたい時、「will / would」は相手がその行為をする意志を持っているかを尋ねたい時に使います。

「Can you~」「Will you~」はカジュアルな場面で、丁寧なイメージの「Could you~」「Would you~」はフォーマルな場面で使う表現です。
文中や文末に「please」を置いて、「Could / Would you please~」「Could / Would you~, please?」の形にするとより丁寧に聞こえます。

例文:Can you pick him up at the station?
意味:彼を駅まで迎えに行ってくれない

例文:Would you please speak at next week’s event?
意味:来週のイベントで講演していただけませんか

Would it be possible for you to~

丁寧に尋ねる場合には、「Would it be possible for you to~」というフレーズも使えます。
「可能性がある」という形容詞「possible」を使って、「〜していただくことは可能でしょうか?」と依頼を受けるか相手に選択させるニュアンスです。
依頼を断られることも十分に想定した尋ね方なので、単純にお願いをする「Could you~」「Would you~」よりも丁寧な印象になります。

「Would it be possible for you to~」の「for you」の部分は省略することもできます。

例文:Would it be possible for you to have a quote prepared by the end of this week?
意味:今週末までに見積りを作成していただくことは可能でしょうか

I would appreciate it if you could~

ビジネスシーンで使える丁寧な依頼の表現には、「I would appreciate it if you could~(~していただけると嬉しいです / 幸いです)」もあります。
「appreciate」は「ありがたく思う、感謝する」という意味の動詞です。

例文:I would appreciate it if you could attend tomorrow’s meeting.
意味:明日の会議に出席していただけると嬉しいのですが

「appreciate」は他動詞なので、必ず後ろに目的語が続きます。この表現では、「I would appreciate it if ~」のように「it」を目的語の代わりにしますので、必ず「it」が必要です。

「プレゼントをもらう」の英語表現

ここまで何かの行為を「してもらう」表現を見てきましたが、ここからはプレゼントなどの物を「もらう」時に使える英語表現を紹介しましょう。

get

「物をもらう」と表現する時に使われやすいのは、「得る、自分のものにする、受け取る」という意味の動詞「get」です。
ややカジュアルなイメージの単語なので、日常会話でよく耳にします。
交通違反切符など自分の欲しくないものをもらう時にも使われる単語です。

「get」の過去形「got」を使うと、「~をもらった」と過去形で表現することもできます。

例文:I got the tickets for the concert from my friend.
意味:友達からライブのチケットをもらいました

accept / receive

プレゼントや贈り物をもらう時によく登場するのは、「accept」「receive」という動詞です。

「accept」は「快く受け取る、進んで受け入れる」という意味なので、プレゼントを受け取るだけでなくプレゼントをもらって嬉しいという気持ちも伝わります。
一方「receive」にはただ「与えられた物を受け取る」という意味しかないので、単純に「プレゼントを受け取る」という行為を表す表現です。

例文:I accepted a birthday present along with the letter.
意味:手紙と一緒に誕生日プレゼントをもらいました

例文:I received a commemorative gift for the 50th anniversary of the school.
意味:開校50周年の記念品をもらいました

given

「give(与える、あげる)」の過去分詞形「given」を使った受動態の文で、「~をもらう」と表現することもあります。

例文:I was given an allowance from my grandfather yesterday.
意味:昨日、祖父にお小遣いをもらいました

まとめ

今回は、誰かに何かの行為を「~してもらう」と表現する時に使える英語のフレーズを解説しました。
それぞれニュアンスや使う場面が異なるので、使いこなせるように何度も復習しておきましょう。

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この記事を書いた人

Shihoのアバター Shiho 都内外資系勤務 / ライター

10歳の時に通い始めた英会話教室の影響で英語に興味を持ち、以来20年以上にわたりずっと英語の勉強を続けている。

高校生の時に英語スピーチコンテストで優勝経験あり。語学の有名な某四年制大学の外国語学部英語学科を卒業。留学経験はないながらも、TOEIC L&Rテストでは独学で925点を取得。現在は都内外資系企業にて、日々英語を使いながら仕事をしている。

また、会社員の傍らWebライターとして、英語学習コンテンツの制作にも携わっている。

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間野 由利子のアバター 間野 由利子 ライター

明治大学サービス創新研究所客員研究員/ライター
2019年からオンライン英会話を始め、現在4年目。世界各国の人とオンライン英会話を通じて知り合った人たちと友達になり、現在は各国に友達ができるまでに。オンライン英会話、英語コーチング、TOEICスクールなど、複数を受講経験あり。目標は、海外の教育者と意見交換したり、映画プロデューサーにインタビューすること。

黒須 千咲のアバター 黒須 千咲 フリーランスライター

中学時代に英語に目覚め、外国語科の高校に通った後、法政大学GISで英語漬けの4年間を過ごしました。学生時代には、アメリカとイギリスの短期留学も経験。大学卒業後は夢だった自由な働き方を実現するため、オーストラリアワーホリへ。ライターを目指しつつ、シドニーでウエイトレスとして約半年働きました。現在は、日本でギリシャ人の夫と暮らしながら執筆活動中。主に英語学習に関する記事を執筆しています。TOEIC920点英検準1級取得済み。

黒田莉々のアバター 黒田莉々 英語研究家 / 翻訳家

三度のご飯の次に英語が大好きな「英語の人」。英文法や英文解釈が大好物。洋書や洋画が大好きで、そこから学んだ「使える英語フレーズ」は数知れず。
米国東部の四年制大学(社会学/文化人類学専攻)をCum Laudeで卒業。帰国後は大手英会話学校の専任講師を経て、大学レベルの英語講師を20年近く経験。

現在、フリーランスで著述業、通訳、翻訳業を営む。集英社よりビジネス英語の指南書「悪魔の英語術」を出版。TOEIC975点英検1級

川田 幸寛のアバター 川田 幸寛 英語コーチ / ライター

高校時代に英語を猛勉強し、校内偏差値が40→80にUP。大学では英語教育を専攻し、4年次にオーストラリアのパースへ留学。「話す」「聞く」にフォーカスを置いて、現地の人々や世界各国の留学生と交流を深めた。その結果、ケンブリッジ英検B2TOEIC400→835を取得。現在は、海外へ行きたいけど英語に不安がある人たちのサポートや後押しをしている。

さわのアバター さわ ライター

元こども英会話教室の主任講師。4年間イギリス人講師とペアでティーチングしつつ、日々の会話の中から日英の文化の違いにも興味を持つ。海外在住歴や留学経験などはなく、地道に英語学習した後に講師へ。教室型英会話とオンライン英会話の受講経験あり。これらの経験を活かし現在は英語関係の記事を執筆している。

夢はライター活動をしながら旅をすること。各土地で輝いている人を見つけてインタビューし、頑張る人を応援するメディアを作りたい。

まつのアバター まつ WEBライター / 日英通訳・翻訳者

米国にて学士留学3年間と英語での仕事を20年経験。
サイエンス・ビジネスおよび日常生活の話題まで幅広いジャンルの英語を得意としています。

TOEIC945と英語経験を生かして、英語が苦手な方をサポートできるようブログ執筆活動を始めました。

WEBライターとしても活躍中。海外現地情報をリサーチしたライティングを得意としています。

英語の楽しさと奥深さを読者の皆様にお届けできますように。

Shihoのアバター Shiho 都内外資系勤務 / ライター

10歳の時に通い始めた英会話教室の影響で英語に興味を持ち、以来20年以上にわたりずっと英語の勉強を続けている。

高校生の時に英語スピーチコンテストで優勝経験あり。語学の有名な某四年制大学の外国語学部英語学科を卒業。留学経験はないながらも、TOEIC L&Rテストでは独学で925点を取得。現在は都内外資系企業にて、日々英語を使いながら仕事をしている。

また、会社員の傍らWebライターとして、英語学習コンテンツの制作にも携わっている。

長尾 浩市のアバター 長尾 浩市 株式会社EduMe代表

株式会社EduMe 代表 
アメリカ大学院にて英語教授法(TESL: Teaching English as Second Language) の修士を取得。

その後、高校生や大学生に英語を教えて20年。TOEFL指導や海外大学留学支援なども手がける。

現在は、子供向け英語プログラミング塾「ワンダーコード」を運営。

中高英語教員免許 / 英検1級 / TOEIC980点

Bekkiのアバター Bekki 字幕翻訳家 / ライター

20歳に受けたTOEICは480点→45歳、二度目の挑戦では915点。
夫はイギリス人で家族で日本在住7年目。双方ともに西ヨーロッパに親戚が多く移住しており、西ヨーロッパのの知識が豊富。
字幕翻訳に関わる前は日本語講師として日本語を英語を使って教えていた。
現在、本業の傍らで小規模の英会話教室運営中。J-SHINE、TESOL取得。イギリス老舗のジョリーフォニックスの講習会を修了。
将来の夢は、60歳までにイギリスの大学に留学すること。

Proteinのアバター Protein Webライター

英語講師歴14年目。シンガポールに4年間駐在。

取り柄のない学生時代を経て、オンライン英会話やスクールに通いシャドーイングガチ勢としてガリ勉。

その結果、英検1級国連英検A級TOEIC990点IELTS 7.5TOEFL102点を取得し、英語で飯が食えるように。
現在は高校で非常勤講師をしながらオンライン家庭教師やってます。オンライン指導はTwitterのDMまで。

ニモのアバター ニモ ライター

中学のころから英語好きが始まる。高校のころは、英語の教科書を丸暗記するほど音読に没頭。英語だけでは飽き足らず、大学ではフランス語を専攻し、言語学や音声学も学ぶ。ただ、英語好きはずっと変わらず、その後も勉強を続け、社会人になってから英検1級を取得。

自分の学んだ英語学や言語学を単なる知識で終わらせず、他の人が活用できるように、実用的な形で提供したいと考えている。
最近ではKindle本執筆にも挑戦し、『単語と単語の意外な関係』などの本を書いた。

私立中高英語教師歴10年。長期留学経験なしで、オンライン英会話などを活用して英語学習を継続。

TOEICは920点を取得。普段は中学生や高校生に英語を指導。
英語の苦手克服から、難関大学受験対策まで幅広く対応。

オンライン英会話5年目。さらに英語力向上を目指して日々学んでいます。

あきこのアバター あきこ ライター

慶應法学部卒→JTCで海外事業に携わるも英語力が足りずに挫折→転職→妊娠・出産で退職→35歳で一念発起して英語を学び直し。留学・海外経験なしから独学でTOEIC900点を獲得→翻訳者。
ELSA speakには絶賛ハマり中。英検1級通訳案内士取得を目指している。

遠藤 邦彦のアバター 遠藤 邦彦 ライター・翻訳者

元高校英語教師 / ライター・翻訳者
高校社会科教師の傍ら英語を学び、英語教員免許を取得。その後大手英会話スクールに通いTOEICで930点を取得。長野オリンピックでVIP接遇の通訳ボランティアを経験し、高校英語教師に転身。55歳にして英語検定1級を取得する。苦労して英語を学んだため、英語学習の大変さを誰よりも知っている。現在は、オンラインでスペイン語を学び、スペイン語の通訳を目指している。

Karenのアバター Karen ライター

1年の留学経験あり。帰国後は英語力向上のため、オンライン英会話で会話を学んだり発音矯正のスクールに通う。

その後、独学でTOEIC885点取得。英語力を活かし、前職は子ども向けのオンライン英会話講師として活躍。

現在は2児のワーママとして親子でお家英語に取り組み中です。

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