英語で「休暇」「休み」は何と言う？「有給休暇」「体調不良で休む」などの表現も紹介

一般的な会社では、1週間で決まった日数の休みがあり、勤続年数によって決まった日数の有給休暇を取ることもできます。
他にも休暇には「病欠」「産休」「育児休暇」など多くの種類がありますが、これらの休暇を英語では何と表現するのか知っていますか？

この記事では、「休暇」を意味する英語表現と「休みを取る」「有給を消化する」といったフレーズを紹介します。
これらはビジネスシーンで非常によく使われる表現なので、しっかり頭に入れておきましょう。

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「休暇」「休み」を表す英単語

英語で「休暇」「休み」と表現する場合、どんな単語を使うのでしょうか？
ビジネスシーンで一般的に使われている表現を紹介します。

leave

ビジネスの場で使われる「休暇」「休み」を意味する単語は「leave」です。

「leave」というと「離れる、去る」という意味の動詞を思い浮かべるかもしれませんが、実は名詞としても使われます。
意味は「公式の休暇期間、勤務先・軍隊などで許可される休暇」です。
特に、会社の規則に基づき従業員の申請によって正式に与えられる個人の休暇を指して使われることが多いです。

「leave」は基本的に不可算名詞であるため、「4日間の休暇」なら「four days of leave」、「2週間の休暇」なら「two weeks of leave」と表現します。
また「長期休暇」は「long-term leave」です。

文章内などでややフォーマルに「休暇」を表現する場合は、「leave of absence」とも言われます。

例文：Before going on leave, be sure to submit a written report on the progress of your project.
意味：休暇に入る前に、プロジェクトの進捗に関する報告書を必ず提出してください。

例文：I went to see my parents for a week of leave.
意味：1週間の休暇を利用して両親に会いに行きました。

例文：Individuals must apply for leave of absence at least one week in advance.
意味：個人が休暇を取得する場合、1週間前までに申請すること。

column-leave-day-off

「平日に取る休日、非番の日、非稼働日」を表すには「day off」という表現が使われます。
「off」は副詞で「～から離れる」という意味です。

休日が数日ある場合は「days」と複数形にすることを忘れないようにしましょう。
また、1週間単位、1か月単位の休暇であれば「week off」「month off」、逆に半日休暇（半休）であれば「half day off」と表現します。

例文：Every Wednesday is a day off.
意味：毎週水曜日が非番の日です。

例文：I have applied for two days off next week.
意味：来週、2日間の休暇を申請しました。

例文：Today marks the beginning of a week off.
意味：今日から1週間の休暇が始まります。

例文：You don’t look well. You should take a half day off and rest at home.
意味：体調が悪そうだね。半休を取って家で休んだ方が良いよ。

週や月単位で何日休みがあるのか決まっている場合には、「two days off a week（週休2日）」「ten days off a month（月休10日）」などと表現します。

例文：Employees in our office get eight days off a month.
意味：うちのオフィスの従業員は月休8日制です。

一方、「休暇」ではなく短時間の「休憩」は「rest」や「break」で表現しましょう。

「有給休暇」など休暇の種類は英語で？

続いて、「有給休暇」や体調不良のための休みなど、休暇の種類別の呼び方も確認しましょう。

有給休暇

「有給休暇」は英語で「paid leave」と呼ぶのが一般的です。
「paid」は形容詞で、「有給の」という意味を持っています。

他に、アメリカ英語では「paid vacation」、イギリス英語では「paid holiday」と表現されることもあります。

例文：He took paid leave to coincide with his wife’s day off.
意味：彼は奥さんの休みに合わせて有給休暇を取得しました。

例文：I have not yet applied for a paid holiday this year.
意味：今年はまだ有給休暇を申請していません。

年次有給休暇（年次休暇）は、「年1度の、例年の、毎年恒例の」を意味する「annual」を使って「annual leave」と表現できます。

病欠

体調不良や病気が原因の「病欠」は、英語で「sick leave」と呼ばれます。
また、生理痛など生理による体調不良で休む場合には、「monthly sickness leave」「menstrual leave」などと表現します。

例文：He has been on sick leave for 5 days already.
意味：彼は病欠でもう5日も休んでいます。

例文：At this company, women can request menstrual leave once a month.
意味：この会社では、女性は月に一度生理休暇を申請できます。

看護休暇・育児休暇

家族などが体調不良になった時に取る「看護休暇」は、英語で表現すると「nursing leave」または「family-care leave」です。

「育児休暇」にはいくつかの言い方があり、「childcare leave」や「parental leave」などと呼ばれています。
また、父親が取得する育児休暇には別の表現が使われていて、「paternity leave」と表現します。

「出産休暇」や「産休」は「maternity leave」です。　

例文：My child has a high fever and I need to take nursing leave.
意味：子どもが高熱を出したので、看護休暇を取らせてください。

例文：With the birth of their second child, he applied for paternity leave.
意味：2人目の子どもが生まれたので、彼は育児休暇を申請しました。

「休暇」「休み」に関連した英語表現

「休みを取る」「休暇中」などの関連表現も合わせて覚えておきましょう。

休みを取る

すでに例文でも紹介しましたが、「休暇・休みを取る・取得する」は英語で「take a day off」と表現します。
「get（得る）」を使って「got a day off」と言うこともあります。

どちらの表現でも、休暇の長さによって「a day off」の部分を言い換えましょう。

例文：We get a lot of customers on weekends, so we take our days off during the week.
意味：週末はお客さんがたくさん来るので、平日に休みを取っています。

例文：At this time of year, she gots a two weeks off each year.
意味：この時期、彼女は毎年2週間の休暇をもらいます。

有給を消化する

「有給を消化する」は、シンプルに「use」を使って「有給休暇を使う」と表現してみましょう。
「use one’s paid leave / vacation / holiday」というフレーズが使えます。

例文：I decided to use all my remaining paid leave next week.
意味：来週、残っている有給休暇を全部使うことにしました。

休暇中

現在休暇中であることは「be on a leave～（now）」というフレーズで表せます。

例文：The Chief is is on a leave now and is not in the office.
意味：課長は現在休暇中で、オフィスにいません。

まとめ

この記事では、「有給休暇」「育児休暇」など様々な種類の「休暇」を英語でどのように表現できるのか紹介しました。
ビジネスシーンでは必須の表現ばかりなので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。