英語で「男性」は何と呼ぶ？「male」「man」などの意味や複数形の変化を解説

しずく ライター / 地域通訳案内士

世界中の人と友達になりたい！国際交流・海外旅行が大好きなWebライター。
「英語を話せるようになって世界が広がった」という自身の経験から、英語を学ぶ楽しさや素晴らしさをたくさんの人に伝えていきたい。
現在は、英語学習に関する記事の執筆や、外国人旅行客への観光ガイド、幼児向けの英会話レッスンを不定期に行っている。
そのほか、カナダへの留学経験や就労経験、英語講師(小～高校生対象)として5年間の勤務経験がある。

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英語には「男性」を意味する単語が非常に多くあり、それぞれ年齢やシチュエーション、国や地域によって使い分けがされています。
その中で、皆さんは一体いくつの英単語を使いこなせているでしょうか？

この記事では、「male」「man」をはじめとする「男性」を指す英単語をご紹介します。
それぞれどのような男性を指すのか、どんなシーンで使うのか、などの違いを覚えておきましょう。

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「男性」を英語で言うと？

最初に、「男性」を指す英語の中から代表的な単語5つをご紹介します。
それぞれの使い方の違いをしっかり覚えておきましょう。

male

「男性」を指す英単語の一つ目は「male」です。
生物学的な性別を示す単語で、女性ではなく「男性、男」であることを意味します。
動物や植物に対しても使うことができ、その場合は「雄、雄株、雄花」などと訳されます。

「male」の発音記号は「méɪl（米国英語）、meɪl（英国英語）」で、カタカナ表記をしてみると「メェィル」に近くなります。
複数形は「males」、反対語は「female（生物学的な)女性」です。

例文：This company only has male staff.
意味：この会社には、男性スタッフしかいません。

例文：Some plants are divided into male and female plants.
意味：中には、雄株と雌株に分かれている植物が存在します。

「male」は形容詞としても使うことができ、「人間の男性の、動物・植物の雄の」という意味になります。

例文：She has three male hamsters in her house.
意味：彼女の家では、雄のハムスターを3匹飼っています。

man

日常会話の中では、「male」よりも「man」という単語の方がよく使われます。
社会的に、また文化的に「成人した男性、男」であることを指す語です。
生物学的に「男性」なのかどうかという情報は含まれません。

「man」の発音記号は「mˈæn（米国英語）」で、カタカナ表記をしてみると「マァン（ヌ）」に近くなります。
反対語は「woman（社会的・文化的に見て成人した女性）」です。

「man」の複数形は「men」と変化します。
発音記号は「mén（米国英語）、men（英国英語）」で、カタカナ読みでは「メェン（ヌ）」に近いです。
「mans」という単語も存在しますが、こちらは動詞「man」の三人称単数現在形なので注意しましょう。

例文：Who is that man who came to our office to pick up the materials?
意味：オフィスに資料を取りに来たあの男性は誰ですか？

例文：One team consists of two men and two women.
意味：一つのチームは男女2名ずつで構成されます。

名詞「man」は、「人間、人類、部下」などの意味で使うこともあります。
また、喜怒哀楽を表現する間投詞としても使える単語です。

例文：Man, this song is so good!
意味：うわぁ、この曲めちゃくちゃ良い！

boy

「man」が成人した男性を指すのに対して、「boy」は未成年の「男の子、少年、青年」を指します。

また、「boy」は自分の息子や親しい友達を指すこともできる単語です。
この意味で使う場合、年齢は関係ないため成人した息子や友だちに対しても使うことがあります。

「boy」の発音記号は「bˈɔɪ（米国英語）」で、カタカナ表記をしてみると「ボォィ」に近くなります。
複数形は「boys」、反対語は「girl（未成年の女の子、少女）」です。

例文：Many boys attended the event with their parents.
意味：イベントには、親と一緒にたくさんの男の子が参加した。

例文：The couple has one boy and two girls.
意味：その夫婦には息子が1人、娘が2人います。

「boy」は、嬉しさ、驚き、落胆の気持ちを表現する間投詞としても使える単語です。

例文：Boy, my presentation didn’t go well today.
意味：ああ、今日はプレゼンが上手く行かなかったなぁ。

gentleman

「man」が成人した男性を指す一般的な単語であるのに対して、「gentleman」はより丁寧に「男性」を指す単語です。
こちらは「man（男性）」と「gentle（優しい）」を組み合わせた言葉で、日本語では「紳士」という表現がぴったりでしょう。
フォーマルな表現なので、日常で使う機会は多くありません。

「gentleman」の発音記号は「dʒénṭlmən（米国英語）、ˈdʒentʌlmʌn（英国英語）」で、カタカナ表記をしてみると「ヂェントゥメン」に近くなります。
「gentleman」の複数形は「gentlemen」、反対語は「lady（婦人、淑女）」です。

例文：Ladies and gentlemen, thank you for coming this lecture today.
意味：紳士淑女のみなさん、本日の講演会にお越しくださりありがとうございます。

guy

とてもカジュアルな場面では、「男性」を指す時に「guy」という単語も使えます。
スラングの一つなので、「男性」というよりも「男、やつ」などと訳す方が適切です。
発音記号は「gάɪ（米国英語）」で、カタカナ表記では「ガァィ」に近くなります。

「guy」の複数形は「guys」で、性別に関係なく複数人に「みんな」と呼びかける時に使われるアメリカ英語です。
聞き手の集団に男性が含まれていなくても使えます。

例文：The guy performing on the street over there is my brother.
意味：あそこで路上ライブしてるやつ、俺の弟なんだよ。

例文：Are you guys ready for the speech?
意味：みんなスピーチの準備はできてるかい？

bloke

「bloke」は、イギリス英語で使われる「男の人」という意味の単語です。
「guy」と似たカジュアルなスラングなので、「やつ、男、野郎」などと訳されます。

発音記号は「blóʊk（米国英語）、blˈəʊk（英国英語）」で、カタカナ表記では「ブロォゥク」に近くなります。
複数形は「blokes」です。

例文：I met that bloke when I was in college.
意味：あの男とは大学生の頃に知り合ったんだ。

イギリス英語では、他にも「lad」「chap」「fellow」などの「男性」を意味するスラングが使われています。

まとめ

今回は、「male」「man」「guy」など男性や男を意味する英単語を紹介しました。
成人しているのか未成年なのか、フォーマルな場なのかカジュアルな場面なのかなどで、使われる単語は変わってきます。
使うシーンをしっかり把握して使い分けできるように練習しておきましょう。