英語で「豚」は何と鳴くの？「ライオン」「犬」「ネズミ」など動物の鳴き声の表現を紹介

Shiho 都内外資系勤務 / ライター

10歳の時に通い始めた英会話教室の影響で英語に興味を持ち、以来20年以上にわたりずっと英語の勉強を続けている。

高校生の時に英語スピーチコンテストで優勝経験あり。語学の有名な某四年制大学の外国語学部英語学科を卒業。留学経験はないながらも、TOEIC L&Rテストでは独学で925点を取得。現在は都内外資系企業にて、日々英語を使いながら仕事をしている。

また、会社員の傍らWebライターとして、英語学習コンテンツの制作にも携わっている。

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「犬」「ライオン」「豚」「サル」「アヒル」など、動物の鳴き声はそれぞれの言語で異なる表現をするのが一般的です。
もちろん英語でも、日本語とは全く異なる鳴き声の表現が使われています。

今回は、主にアメリカで一般的に使われている動物の鳴き声を、身近な動物から動物園などで見られる動物まで紹介します。
動物が「鳴く」「吠える」「うなる」などの言い方も紹介するので、一緒に覚えてしまいましょう。

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動物の鳴き声を英語で表現すると？

英語圏では、「犬」や「猫」、「豚」などの鳴き声をどのように表現するのでしょうか？
身近な動物から動物園で見られる動物まで、鳴き声の英語表現を確認しましょう。

犬

日本語では犬の鳴き声は普通「ワンワン」ですが、英語の場合は「bowwow（バウワゥ）」という表現が一般的です。
遊んでほしい時などの少し高めの「ワンワン」は「ruff-ruff（ゥラフゥラフ）」、中型犬～大型犬の「ワンワン」は「woof-woof（ウーフウーフ）」と表現することもあります。

「woof-woof」に加え「grrr」は「ウー、ガルルル」という威嚇の声、「ow-ow-ow-oooow」は遠吠えを表す音です。

他にも、興奮した犬の声を表す「yelp（イェルプ）」や「クーン、クンクン」という悲しそうな鳴き声の「whine（ワイン）」なども使われます。
小型犬の「キャンキャン」という甲高い鳴き声は「yap-yap」「yip-yip（アメリカ英語）」です。

猫

日本語では「ニャーニャー」と表現する猫の鳴き声は、英語では「meow（ミアゥ）」や「mew（ミュー）」と言います。
これらはカモメやウミネコの鳴き声にも使われています。

「ゴロゴロ」と猫が喉を鳴らす音は「purr」と表現します。

「豚」などの家畜

「豚」「馬」「牛」「ニワトリ」などの家畜として飼われる動物の鳴き声は、どのように表現されるのでしょうか？

日本語では「ブーブー」が一般的な「豚」の鳴き声は、「oink-oink（オインクオインク）」と表現するのが一般的です。
「ヒヒーン」という馬のいななき声は「neigh（ネェーイ）」、「牛」は「moo（ムー）」、「ロバ」は「hee-haw（ヒーホー）」と表現します。
また、「羊」は「baa（バー）」や「bah-bah（バーバー）」、「ヤギ」も同じく「bah-bah（バーバー）」です。

「馬」のいななく声は「whinny」と表すこともあります。

オスのニワトリの鳴き声は「コケコッコー」ではなく「cock-a-doodle-doo（カカドゥドゥルドゥ）」と表現されます。
メスのニワトリの「コッコッ」という声は「cluck-cluck（クラククラク）」、ヒヨコの「ピヨピヨ」は「cheep-cheep（チープチープ）」や「peep-peep（ピープピープ）」です。
アヒルやガチョウの「ガーガー」という鳴き声は「gabble-gabble（ギャブルギャブル）」と表します。

アヒルの「クワックワッ」という声は、「quack-quack（クゥアククゥアク）」と表現されることもあります。

「カラス」などの鳥

続いて、カラスやハトなどの鳥の鳴き声を表す英単語も見ていきましょう。

多くの鳥のさえずり声として使われるのは、「chirp-chirp（チャープチャープ）」や「tweet-tweet（トゥイートゥイー）」です。
他に、カラスの「カーカー」は「caw-caw（コーコー）」、ハトの「クークー」は「coo-coo（クークー）」と表現されます。

また、フクロウの「ホーホー」は「whoo-whoo（フーフー）」、カッコウは「cuckoo（クークー）」という鳴き声です。

「ライオン」「ネズミ」などその他の動物

ライオンやカエル、サル、ネズミなどその他の動物の鳴き声も覚えましょう。

例えば、ライオンなど大型野生動物の唸り声や吠え声は英語で「roar（ロァ）」、威嚇音や警告音は犬と同じく「grrr」と表現します。
また、ネズミの「チューチュー」は「squeak-squeak（スクウィークスクウィーク）」や「eek-eek（イークイーク）」です。

他に、サルの「キャッキャッ」は「chitter-chatter（チャタァチャタァ）」、「ウッキー」という甲高い声は「screech（スクリーチ）」で表現します。
ゴリラは「ooh-ooh（ウーウー）」、ヘビの「シュー」という音は「hiss（ヒス）」です。

カエルの「ゲロゲロ」や「グワッグワッ」という鳴き声は「ribbit（リビッ）」と表すのが一般的です。
また、「croak-croak」や「reebeep-reebeep」という表現がされることもあります。

動物が「鳴く」「吠える」は英語で？

動物が「鳴く」「吠える」などの表現には、どんな英語の動詞が使われているのか紹介します。

最も一般的な「鳴く」は「go」

「go」は「進む、行く、続ける」という意味が一般的な動詞ですが、動物が「鳴く」を表す時に使われることもあります。
動物が「～と鳴く」と表現する場合には、「meow」や「bowwow」など鳴き声の擬音語と組み合わせて使います。

例文：Many pigs are going “oink-oink” in the hut.
意味：小屋の中でたくさんの豚が「ブーブー」と鳴いています。

「go」の他に「say（言う、話す）」や「call（叫ぶ、呼ぶ）」という動詞も、動物が「鳴く、鳴き声を上げる」という意味で使われます。

また、動物の種類ごとに「鳴く」と表現する動詞が決まっている場合もあります。
例えば、「鳥などがさえずる、鳴く」なら「sing」、「フクロウがホーホーと鳴く」なら「hoot」、「ゾウがパオーンと鳴く」は「trumpet」という動詞です。

「吠える」「うなる」は「bark」や「growl」

犬やキツネ、オオカミなどは「鳴く」だけではなく、吠えたりうなったりすることもあります。
英語では「吠える」は「bark」、「遠吠えする」は「howl」と表現するのが一般的です。
また、「怒ってうなる」は「growl」、「歯をむき出してうなる」は「snarl」と言います。

例文：My cat hides when she hears dog’s howling.
意味：犬の遠吠えが聞こえると、わたしの猫は隠れてしまいます。

鳴き声の英語表現をそのまま使う

動物の鳴き声を表現する時には、その動物独自の鳴き声の単語をそのまま動詞「～が鳴く」と使うこともあります。
例えば、牛の「moo」を動詞として使うと「モーと鳴く」、猫の「meow」は「ニャーと鳴く」、ライオンの「roar」は「ライオンなどがうなる、吠える」となります。

まとめ

今回は、英語圏の中でも特にアメリカで一般的に使われている動物の鳴き声と、「鳴く」「吠える」などの表現を紹介しました。
犬や猫などの身近な動物も豚や牛などの家畜も、日本語とは全く異なる鳴き声の表現が使われるので、困惑しないようにしておきましょう。