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英語の名詞は可算名詞・不可算名詞という2つの種類に分けられ、可算名詞だけが単数形と複数形という2つの形を持っています。
この複数形への変化は名詞によって適用されるルールが異なるので、なかなか覚えられないという人もいるでしょう。
今回は、語尾を「s」「es」「ies」「ves」に変えるといった、名詞を複数形にする時のルールを詳しく解説していきます。
合わせて、可算名詞や不可算名詞とはどういうものなのかも復習しておきましょう。
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【目次】 この記事でわかること
英語の名詞の複数形ってどんなもの？
多くの英語の名詞は、単数形と複数形という2つの形を持っています。
単数形はその名詞で表す物が1つだけである場合に使い、複数形はそれが2つ以上存在している場合に使うのが基本です。
例外もありますが、主に語尾に「s」を付けることで名詞は複数形に変化します。
可算名詞・不可算名詞とは？
英語の名詞は、「可算名詞」と「不可算名詞」の2種類に分けられます。
それぞれ、どんな名詞が含まれるのかを確認しましょう。
可算名詞
「可算名詞」とは、具体的にその形をイメージでき、「1つ、2つ…」「1人、2人…」などと数えられるものを表す名詞のことです。
可算名詞として分類されている名詞の例を挙げましょう。
- airplane（飛行機）
- baby（赤ちゃん）
- bus（バス）
- city（都市、市）
- knife（ナイフ）
- leaf（葉）
- life（生命）
- mouse（ネズミ）
- quiz（クイズ）
- sandwich（サンドイッチ）
- series（シリーズ）
- sheep（羊）
- shop（店）
- strawberry（イチゴ）
- teacher（先生）
- tooth（歯）
- woman（女）
不可算名詞
可算名詞とは反対に、一定した具体的な形を持っていないものを表す名詞は「不可算名詞」と呼ばれます。
例えば、素材や材料として使うもの、抽象的な概念、感情などが含まれます。
また、特定の人・場所・ものを指す固有名詞も「不可算名詞」です。
「不可算名詞」は様々に形を変えても、その名詞で表されるものであることは変わりません。
そのため、可算名詞のように単純に「1つ、2つ…」「1人、2人…」と数えることができないのです。
不可算名詞に分類される名詞の例を挙げましょう。
- advice（忠告、助言）
- air（空気）
- anger（怒り）
- bread（パン）
- breakfast（朝食）
- coffee（コーヒー）
- knowledge（知識）
- hair（髪の毛）
- help（助け）
- love（愛）
- music（音楽）
- paper（紙）
- shopping（買い物）
- snow（雪）
- sugar（砂糖）
- smoke（煙）
- tea（紅茶）
- tomato（トマト）
- water（水）
- weather（天気）
- work（仕事）
可算・不可算名詞両方の役割を持つ名詞
可算名詞とは反対に、一定した具体的な形を持っていないものを表す名詞は「不可算名詞」と呼ばれます。
例えば、素材や材料として使うものや抽象的な概念、感情などが含まれます。
また、特定の人・場所・ものを指す固有名詞も「不可算名詞」です。
「不可算名詞」は様々に形を変えても、その名詞で表されるものであることは変わりません。
そのため、可算名詞のように単純に「1つ、2つ…」「1人、2人…」と数えることができないのです。
不可算名詞に分類される名詞の例を挙げましょう。
- advice（忠告、助言）
- air（空気）
- anger（怒り）
- bread（パン）
- breakfast（朝食）
- coffee（コーヒー）
- knowledge（知識）
- help（助け）
- love（愛）
- music（音楽）
- shopping（買い物）
- snow（雪）
- sugar（砂糖）
- smoke（煙）
- tea（紅茶）
- water（水）
- weather（天気）
- work（仕事）
英語の名詞を複数形にする時のルール
不可算名詞には基本的に複数形は存在しませんが、可算名詞には単数形と複数形の2種類があります。
ここでは、可算名詞を複数形にする時のルールを確認しておきましょう。
語尾に「s」を付ける
ほとんどの可算名詞は、単純に語尾に「s」を付けることで複数形にすることができます。
- airplane→airplanes（飛行機）
- apple→apples（リンゴ）
- cat→cats（ネコ）
- car→cars（車）
- girl→girls（女の子）
- pen→pens（ペン）
- shop→shops（店）
- teacher→teachers（先生）
語尾を「es」に変える
いくつかの名詞は、語尾を「es」に変えることで複数形を作ります。
名詞の最後がどのアルファベットで終わるかによって「es」の付け方が変わるので注意しましょう。
「s」「x」「ch」「sh」で終わる名詞
最後が「s」「x」「ch」「sh」で終わる名詞の場合は、語尾にそのまま「es」を付けて複数形にします。
- box→boxes（箱）
- bus→buses（バス）
- class→classes（クラス）
- dish→dishes（皿、食器）
- fox→foxes（キツネ）
- miss→misses（失敗）
- peach→peaches（モモ）
- radish→radishes（ダイコン）
- sandwich→sandwiches（サンドイッチ）
- tax→taxes（税金、税）
- watch→watches（腕時計）
- wish→wishes（望み、願望）
「子音＋o」で終わる名詞
「母音＋o」で終わる名詞の場合は語尾に「s」を付けるだけですが、「子音＋o」で終わる場合は語尾に「es」を付けて複数形にします。
- buffalo→buffaloes（水牛）
- echo→ echoes（エコー、反響）
- hero→heroes（ヒーロー）
- mosquito→mosquitoes（蚊）
- potato→potatoes（ジャガイモ）
- tomato→tomatoes（トマト）
例外として、「子音＋o」で終わる名詞であってもそれが省略語や外来語である場合は、語尾に「s」を付けて複数形にします。
- piano→pianos（pianoforteの省略形）
- photo→ photos（photographの省略形）
- tobacco→tobaccos（外来語）
語尾に「z」を重ねて「es」を付ける
最後が「z」で終わる名詞は語尾に「es」を付けて複数形にするのが基本です。
しかし、「quiz（クイズ）」や「squiz（ちらっと見ること）」など、「z」を重ねてから「es」を付けるルールの名詞もあります。
「quiz」は「quizzes」に、「squiz」は「squizzes」に変化します。
語尾を「ies」に変える
最後が「子音＋y」で終わる名詞の場合は、「y」を「ies」に変えて複数形にします。
- baby→ babies（赤ちゃん）
- city→cities（都市、市）
- daisy→daisies（デイジー、ヒナギク）
- family→families（家族）
- story→stories（物語）
- strawberry→strawberries（イチゴ）
語尾を「ves」に変える
最後が「f」や「fe」で終わる名詞の場合は、それぞれを「ves」に変えて複数形を作ります。
- knife→ knives（ナイフ）
- leaf→leaves（葉）
- life→lives（生命）
- shelf→shelves（棚）
- wife→wives（妻）
- wolf→wolves（オオカミ）
不規則に変化する
可算名詞の中には、形が不規則に変化して複数形になるものもあります。
規則的なルールはないので、自分の日常会話で頻繁に使うものから覚えていきましょう。
- analysis→analyses（分析）
- basis→bases（基礎）
- child→children（子ども）
- crisis→crises（危機）
- datum→data（データ）
- diagnosis→diagnoses（診断、診断結果）
- foot→feet（足）
- goose→geese（ガチョウ）
- hypothesis→hypotheses（仮説）
- index→indices（索引）
- man→men（男）
- medium→media（テレビなどのマスメディア）
- mouse→mice（ネズミ）
- oasis→oases（オアシス）
- person→people（人、人間）
- syllabus→syllabi / syllabuses（概要、シラバス）
- thesis→theses（論文）
- tooth→teeth（歯）
- woman→women（女）
複数形の変化をしない
可算名詞の中には、複数形を作る時に全く変化しない名詞もあります。
例えば、群れを作って生活する生き物や、「s」「es」を付けた時に発音がしにくい・発音が変わらない名詞が当てはまります。
また、語尾が「craft」で終わる名詞や、東アジアの国で流通している通貨の単位なども複数形の変化をしません。
- aircraft→aircraft（飛行機）
- carp→carp（鯉）
- Chinese→Chinese（中国人）
- deer→deer（鹿）
- fish→fish（魚）
- Japanese→Japanese（日本人）
- means→means（手段、方法）
- salmon→salmon（鮭）
- series→series（シリーズ）
- sheep→sheep（羊）
- spacecraft→spacecraft（宇宙船）
- species→species（動植物分類上の種）
- trout→trout（鱒）
- Vietnamese→Vietnamese（ベトナム人）
- won→won（ウォン・韓国の通貨）
- yen→yen（円・日本の通貨）
常に複数形で使う名詞
2つで1つのものや対になっているもの、様々なものが集まっている集合体を表す名詞は、常に複数形で使います。
単数形は存在しないか、別の意味になることがほとんどです。
- furnishings（家具、備品）
- glasses（眼鏡）
- leftovers（残り物）
- pajamas（パジャマ）
- scissors（ハサミ）
- tongs（トング）
- trousers（ズボン）
まとめ
今回は、名詞の複数形を作る時のルールや可算・不可算名詞の違いを解説しました。
複数形の変化は、語尾が変化する・全体が変化する・全く変化しないなど様々なルールがあるので、よく使う単語から覚えていきましょう。
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