別れる時、英語では何と挨拶する？友だちからビジネスの相手に使える挨拶まで紹介

日本語の別れ際の挨拶には、親しい友だちなどにかける気軽な挨拶から職場の上司やクライアントにかける丁寧な挨拶まで様々あります。
これは英語でも同様で、ネイティブスピーカーは日常的な場面で使う挨拶とフォーマルな場面で使う挨拶を使い分けています。

この記事では、英会話でよく使われる別れの挨拶を紹介しましょう。
友だちに対して、また上司やクライアントに対して、適切な挨拶を使い分けられるようになってくださいね。

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カジュアルに使える別れの挨拶

まずは、カジュアルな場面で友だちなどに対して使える別れの挨拶を紹介します。
日常的に使う挨拶と、しばらく会えなくなる人にかける挨拶の両方を覚えましょう。

日常的に使う挨拶

友だちなど親しい人に対して毎日使える、別れる時の挨拶を見ていきましょう。

Bye

親しい人に対して気軽に使える別れる時の挨拶は「Bye」です。
「またね」「じゃあね」といった軽いニュアンスで、毎日のように会う人には「Bye for now」と表現することもあります。

日本人がよく使う挨拶に「Bye bye」がありますが、これは子どもが相手の場合に使う「またね」という挨拶です。
大人同士で「Bye bye」と挨拶することはほとんどありません。

例文：See you back here after work. Bye for now!
意味：仕事が終わったらまたここで会おう。じゃあね！

例文：Your mother is here to pick you up. Bye bye!
意味：お母さんが迎えに来たよ。またね！

See you

親しい人に対して使える別れる時の挨拶2つ目は「See you」または「See you later」です。
若い世代の間では「Catch you later」と表現することもあります。

「See you later」「Catch you later」を省略した「later」だけの挨拶もよく耳にします。

例文：Thanks for helping me with my assignment. See you later!
意味：課題を手伝ってくれてありがとう。じゃあね！

以下のように、「later」の部分を様々に言い換えたバージョンもよく使われます。

例文：See you soon. Don’t forget our appointment tomorrow.
意味：またね。明日の約束忘れないでね。

Take it easy

「Take it easy」は、「気楽にね、落ち着いて」という声かけに使うと覚えてる人も多いでしょう。
しかし、このフレーズを別れる時に使うと「じゃあね」程度の軽い挨拶になります。

例文：See you tomorrow at 10:00! Take it easy!
意味：明日10時に会おう！じゃあね！

Talk to you later

親しい人にかける別れる時の挨拶には「Talk to you later」もあります。
「また後で話そうね」というニュアンスです。

例文：Talk to you later. I’ll be at your house.
意味：また後で話そうね。きみの家に行くよ。

I’m off

「I’m off」は、「もう行くね」という意味から「またね」というとてもカジュアルなニュアンスの挨拶に使われています。
仕事や授業が終わって帰宅する時など、その場を離れることを喜んでいる時に使う挨拶なので、使う場面に注意しましょう。

例文：I’m going to dinner with him now. I’m off!
意味：これから彼と一緒にディナーなの。またね！

さらにカジュアルには「I’m out」「I’m out of here」と表現することもあります。

しばらく会えなくなる人にかける挨拶

しばらく会えなくなると分かっている人には、どんな別れの挨拶が適当なのでしょうか？

よく使われる挨拶は「Take care（気を付けてね）」という気遣いの言葉です。
また、「keep in touch（連絡を取り続けようね）」「I’ll never forget you（あなたのこと絶対忘れないよ）」などの挨拶も使えます。

ビジネスで使える別れの挨拶

続いて、ビジネスシーンで使えるフォーマルな別れの挨拶も紹介しましょう。

日常的に使う挨拶

別れの挨拶として知られている「goodbye」は、実はかなりフォーマルなイメージの挨拶です。

職場の日常の中で上司や同僚に挨拶する時やクライアントへ挨拶の言葉を掛ける時には、基本的に別の挨拶が使われます。
代表的な挨拶をいくつか見てみましょう。

Have a nice day

ビジネスシーンで日常的に使える別れる時の挨拶は、「Have a nice day（良い一日をお過ごしください）」です。
一日の始まりではなく一日の途中で挨拶するなら、「Have a nice rest of the day」と言い換えましょう。
「今日の残りの時間を楽しんでください」というニュアンスです。

「nice」を「good」「great」などに、「day」を相手の予定や曜日に合わせて「holiday」「weekend」などに言い換えて使うこともできます。

例文：Thank you for your documentation. Have a nice rest of the day.
意味：資料作成ありがとうございました。引き続き良い一日をお過ごしください。

例文：Have a wonderful vacation with your family.
意味：ご家族と一緒に素晴らしい休暇をお過ごしください。

「holiday」と「vacation」はどちらも「休暇」を意味する単語ですが、「holiday」はイギリスで、「vacation」はアメリカで使われます。

I look forward to seeing you again.

クライアントと今後も関係を続けたいと思っている場合には、「I look forward to seeing you again」という挨拶も良いでしょう。
「またお会いできるのを楽しみにしています」という意味で、ビジネスメールでもよく使われます。

「I look forward to our next meeting（次回お会いするのを楽しみにしています）」というフレーズも使えます。

ビジネスメールの最後に記載する挨拶としては、「Kind regards,」「Sincerely,」「Best wishes,」などの定番表現があります。
コンマを打ち、その下に自分の名前を記入します。

It was nice meeting you.

初めて会った人との別れ際には、「It was nice meeting you（お会いできてよかったです）」という挨拶が使えます。
「I’m pleasure to meet you（お会いできて光栄です）」という挨拶を使うこともできます。

会うのが2回目以降の人には、「it was nice to see you again（また会えてうれしかったです）」と挨拶してみましょう。

退職する人にかける挨拶

職場を退職する人には、日常の挨拶とは異なる特別な別れの言葉をかけたいと思うでしょう。
例えば、以下のような挨拶が使われています。

例文：It was a pleasure working with you.
意味：あなたと一緒に仕事ができて良かったです。

例文：I learned a lot from you.
意味：あなたから多くのことを学びました。

例文：I appreciate everything you’ve done for me.
意味：あなたがしてくれたことすべてに感謝しています。

例文：I wish you all the best.
意味：あなたの幸運を祈っています。

例文：I wish you the best in your new job.
意味：新しい仕事がうまくいくことを祈っています。

例文：Good luck in your future career.
意味：ますますのご発展をお祈り申し上げます。

まとめ

この記事では、英話ネイティブが人と別れる時に使う挨拶を紹介しました。
親しい友だちなどにはカジュアルに、クライアントには丁寧に、別れ際の挨拶ができるようになりましょう。