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英語の接続詞「so that」構文とは?意味や使い方を例文で分かりやすく解説!

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Bekkiのアバター Bekki 字幕翻訳家 / ライター

20歳に受けたTOEICは480点→45歳、二度目の挑戦では915点。
夫はイギリス人で家族で日本在住7年目。双方ともに西ヨーロッパに親戚が多く移住しており、西ヨーロッパのの知識が豊富。
字幕翻訳に関わる前は日本語講師として日本語を英語を使って教えていた。
現在、本業の傍らで小規模の英会話教室運営中。J-SHINE、TESOL取得。イギリス老舗のジョリーフォニックスの講習会を修了。
将来の夢は、60歳までにイギリスの大学に留学すること。

中学で勉強する接続詞の一つ「so that」と言えば、「~するために…する」「~した結果…だ」などの意味がすぐに思い浮かぶ人も少なくないでしょう。
しかし、「so that」構文には他にもいくつかの使い方があります。

今回は、「so that」構文の用法を4つに分類して意味や使う時の注意点などを解説します
「so that」4つの用法それぞれに対して言い換えて使える表現も紹介しますので、会話のバリエーションに加えてくださいね。

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「so that」構文とは?

「so that」の品詞は、文と文を繋ぐ役割を持つ接続詞です。
発音記号は「sóu ðǽt」で、「ソーザト、ソゥザト」と読みます。

【目次】 この記事でわかること

「so that」構文の意味と使い方

「so that」構文にはいくつかの意味があります。4つの訳し方の違いを確認していきましょう。

「~できるように、~するために、~するかもしれないから」

「so that」の意味の1つ目は「~できるように…する、~するために…する、~するかもしれないから…する」です。
何かをする理由や目的を「so that」以下で説明できます。

理由・目的の「so that」は助動詞とセットで使う

理由や目的を表す「so that」構文では必ず助動詞が使われます。「so that」より前の文章の時制に合わせて助動詞も変化することに注意しましょう。
頻繁に使われる助動詞には以下のものがあります。

  • ~できるように:can(過去形could)
  • ~するために:will(過去形would)
  • ~するかもしれないから:may(過去形might)

例文:Jack is making it home by 7 o’clock so he can watch the soccer game on TV.
意味:ジャックはテレビでサッカーの試合を見るために、7時までに家に帰る予定です

例文:She ran to the box office so that she would get a limited-time ticket.
意味:期間限定のチケットを手に入れるために、彼女はチケット売り場に走って行った

例文:I sat down and left an empty seat next to me so that he would have somewhere to sit if he came late.
意味:彼が遅れて来るかもしれないから、わたしは席を一つ開けて座った

カジュアルな場では、「so that~」を「so~」と省略して使うこともよくあります。

理由・目的の「so that」の否定文

「so that」以下に否定文が置かれた場合、意味は「~しないために…する、~できないように…する」と変化します。

例文: I make time to study every day so that I won’t forget English conversation.
意味:英会話を忘れないために毎日時間を作って勉強しています

例文:Jane wrote the schedule for the weekend on the calendar with a red pen so that she wouldn’t forget.
意味:ジェーンは週末の予定を忘れないように赤いペンでカレンダーに書きました

否定文の場合、助動詞「might」は堅い表現になるので会話ではほとんど使われません。

「~なので…だ、~した結果…だ」

「~, so that…」という形で使われると、意味は「~なので…だ、~した結果…だ」と変化します。
「so that」前の行動や事実がどんな結果を引き起こしたか、「so that」以下で説明できます。

目的や理由を表す「so that」との見分け方は、「so that」の直前にコンマ「,」が付いているかどうかです。

例文:Catherine caught a cold, so that she was absent from work for a day.
意味:キャサリンは風邪をひいたので、一日会社を休んだ

例文:There is no food left in the refrigerator, so that I have to go shopping tomorrow.
意味:冷蔵庫の中に食材がなくなってしまったので、明日買い物に行かなければいけない

会話文の場合、「, so that」を省略して「, so」という形がよく使われます。

「とても~なので…だ、…なほど~だ」

「so that」の意味3つ目は、程度と結果をいっぺんに説明できる「とても~なので…だ、…なほど~だ」です。
「so~that…」という文型に変化します。

程度と結果を表す「so that」は形容詞か副詞とセットで使う

「so」と「that」の間には形容詞か副詞が入り、「that」以下でそれがどの程度の状況なのか表します。

例文:Timothy is so tired that he can’t even watch his favorite TV show.
意味:ティモシーは好きなテレビも見れないほど疲れている

例文:Her pronunciation is so good that she is often mistaken for a native speaker.
意味:彼女の発音はとても上手なので、よくネイティブスピーカーに間違われる

「形容詞+名詞」が入る時は「such ~ that」を使う

「so」と「that」の間に名詞句(形容詞+名詞)を置きたい時には、「such+名詞句+that」の構文を使います。

例文:It was such a beautiful picture that I fell in love with it.
意味:とても美しい絵だったので、わたしは見惚れてしまいました

「a」や「an」などの冠詞を付けるのを忘れないようにしましょう。

程度と結果を表す「so that」の否定文

程度と結果を表す「so~that…」の否定文は「~すぎて…できません」と訳します。

例文:There were so many agenda items that we couldn’t finish the meeting in an hour.
意味:議題が多すぎて、会議を1時間で終えることができませんでした

形容詞と副詞は倒置形で強調できる

「so~that…」の間に入る形容詞や副詞は文頭に持ってくることで意味を強調できます。

形容詞を文頭に持ってくる場合は「So+形容詞+動詞+主語+that ~」、副詞の場合には「So+副詞+do / did+主語+動詞(原形)+that ~」という形に変化します。

例文:So fast does Michael walk, that he can get from his house to work in 10 minutes.
意味:マイケルはとても足が速いので、自宅から職場まで10分で到着できます

「…するように~だ」

最後に紹介する「so that」の使い方は、様態を意味する「…するように~だ」です。
「so~that…」という文型で、動作の様子や状態を表せます。

「so」と「that」の間には過去分詞が入ります。

例文: This microphone is designed so that it picks up only the voice of the speaker.
意味:このマイクは発言者の声だけを拾うように設計されています

例文:This poster is so made that children become interested in disaster prevention.
意味:このポスターは、子どもが防災に興味を持てるように作られています

「so that」を言い換えると?

「so that」はいくつかの表現と言い換えて使うこともできます。確認しましょう。

「in order that」

理由や目的を表す「so that」は「in order that(~するために、~する目的で)」と置き換えることができます。
「in order that」の後ろには主語+動詞を伴った文が続きます。

「so that」に比べ「in order that」はフォーマルで堅い表現になるので、文章やビジネスシーンで使われることが多いです。

例文:Local governments plan various events in order that requests from local residents can be responded to.
意味:地域住民の要望に応えるために、自治体は各種のイベントを計画します

「to 不定詞」

理由や目的を表す「so that」は「to 不定詞(~するために)」と置き換えることもできます。
「to 不定詞」を使った文は、「so that」よりもフォーマルで「in order that」よりもカジュアルです。

例文:Janet went to the airport to see him on his way home.
意味:ジャネットは帰国する彼に会うために空港へ出かけました

「in order to」

理由や目的を表す「so that」は「in order to(〜するために)」とも言い換えられます。
「in order to」の後ろには動詞の原形が続きます。

例文:Teachers devise test questions for all the students in order to get them a passing score.
意味:先生は、すべての生徒が合格点を取れるように、テスト問題を工夫します

例文:I wash my hands frequently in order not to catch a cold.
意味:わたしは風邪をひかないように、頻繁に手を洗います

否定文にする時には、「to」の直前に「not」を置きます。

「so as to」

理由や目的を表す「so that」をフォーマルにした言い方には「so as to(~するために)」もあります。
「so as to」の後ろには動詞の原形が続きます。

例文:I made a detailed plan so as to visit 4 clients in a short business trip.
意味:短い出張で4つの取引先を訪問するために、わたしは綿密な計画を立てました

例文:Patricia practiced many times so as not to make mistakes in her first presentation.
意味:初めてのプレゼンでミスをしないために、パトリシアは何度も練習しました

「to」の直前に「not」を置くと否定文を作れます。

「therefore」

結果を表す「so that」や「so」は「therefore(ゆえに、したがって)」と言い換えることができます。
「therefore」は堅い表現なので、フォーマルシーンや公的な場で使用される単語です。

例文:Many companies are starting to offer the same products as we do. Therefore, we need to develop the following new products.
意味:多くの企業がわたしたちと同じ商品を提供し始めています。ゆえに、次の新しい商品を開発する必要があります

「That’s why」

「That’s why~(だから~だ)」も結果を表す「so that」と言い換えできる表現です。
「That’s why」は「so that」と同じくカジュアルな言い方で、日常会話でもよく使われます。

例文:He is a hard worker. That’s why he got promoted before us.
意味:彼は人一倍努力家です。だからわたしたちより先に昇進したんです

「enough to」

程度と結果を表す「so~that…」は、「that」以下が肯定文の場合「enough to…(…するのに十分だ)」と置き換えられます。

例文:Professor Campbell’s knowledge is wide enough to fill a dictionary.
意味:キャンベル教授の知識は辞書を1冊作れるほど幅広い

「too 形容詞 to」

程度と結果を表す「so~that…」の否定文は、「too+形容詞+to…(~過ぎて…だ)」と言い換えることができます。

例文:I was too sleepy to stay awake during class.
意味:あまりに眠すぎて、授業中起きていられなかった

まとめ

今回は、「so that」構文の使い方4つを様々な言い換え表現と一緒に解説しました
たくさんの用法があって混乱しやすい「so that」を使いこなせるように何度も練習してみてくださいね。

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Bekkiのアバター Bekki 字幕翻訳家 / ライター

20歳に受けたTOEICは480点→45歳、二度目の挑戦では915点。
夫はイギリス人で家族で日本在住7年目。双方ともに西ヨーロッパに親戚が多く移住しており、西ヨーロッパのの知識が豊富。
字幕翻訳に関わる前は日本語講師として日本語を英語を使って教えていた。
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将来の夢は、60歳までにイギリスの大学に留学すること。

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間野 由利子のアバター 間野 由利子 ライター

明治大学サービス創新研究所客員研究員/ライター
2019年からオンライン英会話を始め、現在4年目。世界各国の人とオンライン英会話を通じて知り合った人たちと友達になり、現在は各国に友達ができるまでに。オンライン英会話、英語コーチング、TOEICスクールなど、複数を受講経験あり。目標は、海外の教育者と意見交換したり、映画プロデューサーにインタビューすること。

黒須 千咲のアバター 黒須 千咲 フリーランスライター

中学時代に英語に目覚め、外国語科の高校に通った後、法政大学GISで英語漬けの4年間を過ごしました。学生時代には、アメリカとイギリスの短期留学も経験。大学卒業後は夢だった自由な働き方を実現するため、オーストラリアワーホリへ。ライターを目指しつつ、シドニーでウエイトレスとして約半年働きました。現在は、日本でギリシャ人の夫と暮らしながら執筆活動中。主に英語学習に関する記事を執筆しています。TOEIC920点英検準1級取得済み。

黒田莉々のアバター 黒田莉々 英語研究家 / 翻訳家

三度のご飯の次に英語が大好きな「英語の人」。英文法や英文解釈が大好物。洋書や洋画が大好きで、そこから学んだ「使える英語フレーズ」は数知れず。
米国東部の四年制大学(社会学/文化人類学専攻)をCum Laudeで卒業。帰国後は大手英会話学校の専任講師を経て、大学レベルの英語講師を20年近く経験。

現在、フリーランスで著述業、通訳、翻訳業を営む。集英社よりビジネス英語の指南書「悪魔の英語術」を出版。TOEIC975点英検1級

川田 幸寛のアバター 川田 幸寛 英語コーチ / ライター

高校時代に英語を猛勉強し、校内偏差値が40→80にUP。大学では英語教育を専攻し、4年次にオーストラリアのパースへ留学。「話す」「聞く」にフォーカスを置いて、現地の人々や世界各国の留学生と交流を深めた。その結果、ケンブリッジ英検B2TOEIC400→835を取得。現在は、海外へ行きたいけど英語に不安がある人たちのサポートや後押しをしている。

さわのアバター さわ ライター

元こども英会話教室の主任講師。4年間イギリス人講師とペアでティーチングしつつ、日々の会話の中から日英の文化の違いにも興味を持つ。海外在住歴や留学経験などはなく、地道に英語学習した後に講師へ。教室型英会話とオンライン英会話の受講経験あり。これらの経験を活かし現在は英語関係の記事を執筆している。

夢はライター活動をしながら旅をすること。各土地で輝いている人を見つけてインタビューし、頑張る人を応援するメディアを作りたい。

まつのアバター まつ WEBライター / 日英通訳・翻訳者

米国にて学士留学3年間と英語での仕事を20年経験。
サイエンス・ビジネスおよび日常生活の話題まで幅広いジャンルの英語を得意としています。

TOEIC945と英語経験を生かして、英語が苦手な方をサポートできるようブログ執筆活動を始めました。

WEBライターとしても活躍中。海外現地情報をリサーチしたライティングを得意としています。

英語の楽しさと奥深さを読者の皆様にお届けできますように。

Shihoのアバター Shiho 都内外資系勤務 / ライター

10歳の時に通い始めた英会話教室の影響で英語に興味を持ち、以来20年以上にわたりずっと英語の勉強を続けている。

高校生の時に英語スピーチコンテストで優勝経験あり。語学の有名な某四年制大学の外国語学部英語学科を卒業。留学経験はないながらも、TOEIC L&Rテストでは独学で925点を取得。現在は都内外資系企業にて、日々英語を使いながら仕事をしている。

また、会社員の傍らWebライターとして、英語学習コンテンツの制作にも携わっている。

長尾 浩市のアバター 長尾 浩市 株式会社EduMe代表

株式会社EduMe 代表 
アメリカ大学院にて英語教授法(TESL: Teaching English as Second Language) の修士を取得。

その後、高校生や大学生に英語を教えて20年。TOEFL指導や海外大学留学支援なども手がける。

現在は、子供向け英語プログラミング塾「ワンダーコード」を運営。

中高英語教員免許 / 英検1級 / TOEIC980点

Bekkiのアバター Bekki 字幕翻訳家 / ライター

20歳に受けたTOEICは480点→45歳、二度目の挑戦では915点。
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Proteinのアバター Protein Webライター

英語講師歴14年目。シンガポールに4年間駐在。

取り柄のない学生時代を経て、オンライン英会話やスクールに通いシャドーイングガチ勢としてガリ勉。

その結果、英検1級国連英検A級TOEIC990点IELTS 7.5TOEFL102点を取得し、英語で飯が食えるように。
現在は高校で非常勤講師をしながらオンライン家庭教師やってます。オンライン指導はTwitterのDMまで。

ニモのアバター ニモ ライター

中学のころから英語好きが始まる。高校のころは、英語の教科書を丸暗記するほど音読に没頭。英語だけでは飽き足らず、大学ではフランス語を専攻し、言語学や音声学も学ぶ。ただ、英語好きはずっと変わらず、その後も勉強を続け、社会人になってから英検1級を取得。

自分の学んだ英語学や言語学を単なる知識で終わらせず、他の人が活用できるように、実用的な形で提供したいと考えている。
最近ではKindle本執筆にも挑戦し、『単語と単語の意外な関係』などの本を書いた。

私立中高英語教師歴10年。長期留学経験なしで、オンライン英会話などを活用して英語学習を継続。

TOEICは920点を取得。普段は中学生や高校生に英語を指導。
英語の苦手克服から、難関大学受験対策まで幅広く対応。

オンライン英会話5年目。さらに英語力向上を目指して日々学んでいます。

あきこのアバター あきこ ライター

慶應法学部卒→JTCで海外事業に携わるも英語力が足りずに挫折→転職→妊娠・出産で退職→35歳で一念発起して英語を学び直し。留学・海外経験なしから独学でTOEIC900点を獲得→翻訳者。
ELSA speakには絶賛ハマり中。英検1級通訳案内士取得を目指している。

遠藤 邦彦のアバター 遠藤 邦彦 ライター・翻訳者

元高校英語教師 / ライター・翻訳者
高校社会科教師の傍ら英語を学び、英語教員免許を取得。その後大手英会話スクールに通いTOEICで930点を取得。長野オリンピックでVIP接遇の通訳ボランティアを経験し、高校英語教師に転身。55歳にして英語検定1級を取得する。苦労して英語を学んだため、英語学習の大変さを誰よりも知っている。現在は、オンラインでスペイン語を学び、スペイン語の通訳を目指している。

Karenのアバター Karen ライター

1年の留学経験あり。帰国後は英語力向上のため、オンライン英会話で会話を学んだり発音矯正のスクールに通う。

その後、独学でTOEIC885点取得。英語力を活かし、前職は子ども向けのオンライン英会話講師として活躍。

現在は2児のワーママとして親子でお家英語に取り組み中です。

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