英語の「#TBT」ってどんな意味？インスタなどSNSで使われるハッシュタグを解説

シュン_2023 Webライター / 英語学専攻 / 英語教員

英語学専攻 / 英語教員歴9年

私立中学・高等学校に勤務し、普段は生徒に英語を指導。文法の基礎だけでなく、シャドーイングやアウトプット活動を重視した授業を展開。
特に英検２級と準１級の指導が多く、校内では外部英語検定チームの一員として英検研究に励んでいます。2次面接対策も生徒に行うことが多く、ほとんどの生徒は１発で2次試験に合格しました！

オンライン英会話を活用し、英検1級・TOEIC975点を取得。現在は、アプリを活用した英語学習を模索中。

WEBライターとして、英検対策や英語学習について発信するだけでなく、オンライン英会話のライティング添削なども行う。

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InstagramをはじめX（旧Twitter）やFacebookなどのSNSでは、多くの投稿にハッシュタグと呼ばれる分類が付けられています。
英語のハッシュタグもよく目にしますが、実は曜日によって使えるハッシュタグが決まっていることを知っていましたか？

今回は、曜日専用の英語のハッシュタグの中から「#TBT」をピックアップし、その意味や使い方、由来を解説しましょう。

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英語のハッシュタグ「#TBT」とは

SNSで使われている英語のハッシュタグ「#TBT」にはどんな意味があるのでしょうか？
使い方や由来とあわせて紹介しましょう。

「TBT」の意味

ハッシュタグ「#TBT」の「TBT」は、「ThrowBack Thursday」というフレーズを省略した形です。

「throwback」は名詞で、「投げ返すこと、逆行、後戻り」などの意味を持ちます。
最近ではスラングとしても使われ始めていて、意味は「思い起こす、過去を振り返る、懐かしい」などです。
この「過去を振り返る」というニュアンスから、「ThrowBack Thursday」は「木曜日に過去を振り返る」という意味で使われるフレーズとなりました。

「#TBT」は過去の写真を載せるハッシュタグ

ハッシュタグ「#TBT」は、他にも「#ThrowBackThursday」や「#tbt」、「#tb」、「#throwback」などのバリエーションがあります。
これらのハッシュタグが主に使われているのは、InstagramやX（旧Twitter）、FacebookなどのSNSです。

「#TBT」は、木曜日に一昔前の自分の思い出の写真や画像を投稿する時に使います。
このハッシュタグを付ける時は、昨日や先週、先月などの近い過去ではなく、1年前や10年前、さらに昔の時代など「一昔前」と呼べるほど過去の写真を投稿するのがルールです。

「#TBT」は、日本語の「#過去pic」というハッシュタグに似ています。
「#過去pic」には「木曜日」に「一昔前」の写真を投稿するという縛りはないものの、やはり過去の写真を載せる時に使うハッシュタグです。

「#TBT」の由来

ハッシュタグ「#TBT」は、「Nice Kicks」というスニーカーのブログの「Throwback Thursday」という投稿が由来です。
このブログでは、「Throwback Thursday」とシリーズ化して毎週木曜日に古いバスケットボールシューズの写真を投稿していました。
このシリーズ名が徐々に海外セレブたちによって使われるようになり、多くのSNSにハッシュタグとして広まったと言われています。

では、なぜ過去の写真を投稿する曜日として木曜日が選ばれているのでしょうか？
これは、「Throwback」と「Thursday」ならどちらも初めの文字が「Th」で語呂が良いからと言われています。
また、毎週木曜日はSNSへの投稿が少なくなる傾向があるので投稿を促すため、という理由もあるようです。

ハッシュタグ「#TBT」は木曜日以外にも使える？

「#TBT」は「ThrowBack Thursday」の省略形なので、このハッシュタグは毎週木曜日にしか使えないのでしょうか？

「#TBT」は、元々木曜日のみ使えるハッシュタグとして拡散されていました。
しかし、最近ではその縛りは薄れてきて木曜日以外でも「#TBT」のハッシュタグを目にするようになってきています。

また、木曜日に「#TBT」のハッシュタグで過去の写真を投稿するのを忘れてしまった場合には、次の日の金曜日に他のハッシュタグを使って投稿するという方法もあります。
金曜日には「Flashback Friday（金曜日に過去の出来事を思い出す）」を意味する「#FlashbackFriday」というハッシュタグがあるので、これが使えるでしょう。
「#FlashbackFriday」のバリエーションには、「#FBF」や「#fbf」などがあります。

木曜日以外に使える英語のハッシュタグは？

英語には、木曜日以外にも曜日ごとに使えるハッシュタグがいくつかあります。
金曜日のハッシュタグはすでに紹介しましたが、他にもよく使われているものを紹介しましょう。

月曜日

月曜日に使えるハッシュタグは「#ManicMonday」（バリエーションは「#MM」「#mm」）です。
「manic」は本来医学用語として使われる形容詞ですが、日常会話の中では「大忙しの」という意味にもなります。
「#ManicMonday」は、「月曜日は週の始まりでとても忙しいので、何を投稿しても構わない」というハッシュタグです。

月曜日専用のハッシュタグのもう一つは、「#ManCrushMonday」（バリエーションは「#MCM」や「#mcm」） です。
「man-crush」は名詞で、「憧れの男性、理想の男性、べた惚れしている男性」を指して使われます。
この「#ManCrushMonday」というハッシュタグで、自分の好きな男性や恋人、憧れのスポーツ選手や俳優、アーティストなどの写真を投稿してみましょう。

火曜日

火曜日には、「#TransformationTuesday」（バリエーションは「#TT」「#tt」）というハッシュタグが使えます。
「transformation」とは、「形態・外見・性質・状態などの変化、変身」を意味する名詞です。
このハッシュタグでは、ダイエット前・ダイエット後やシェイプアップ前とシェイプアップ後などの写真をビフォーアフターとして投稿します。

水曜日

水曜日専用のハッシュタグには「#WomanCrushWednesday」（バリエーションは「#WCW」や「#wcw」） というものがあります。
このハッシュタグは、かっこいい男性を投稿する「#ManCrushMonday」と似たもので、素敵な女性や憧れの女性の写真を投稿します。

日曜日

週末の日曜日に使えるハッシュタグは、「#SelfieSunday」（バリエーションは「#ss」）です。
「selfie」とは「自撮り写真」を意味する名詞で、このハッシュタグと共に週末を楽しんでいる自分の写真をアップします。

「ハッシュタグ」を英語で言うと？

「ハッシュタグ」は英語で「hashtag」、もしくは「tag」と表現されます。
「hashtag」「tag」は名詞だけでなく、メッセージや投稿に「ハッシュタグを付ける」「タグ付けする」という意味の動詞としても使われます。

また、「投稿する、掲載する」は動詞「post」、「投稿」は「post」を名詞として使うか「posting」という名詞を使って表します。

例文：I posted photos from my childhood on Instagram with the hashtag “#TBT“.
意味：「#TBT」のハッシュタグを付けてインスタに子どもの頃の写真を投稿しました。

例文：I was tagged in his post yesterday.
意味：昨日、彼の投稿にタグ付けされました。

まとめ

今回は、英語のハッシュタグの中から主に「#TBT」について意味や使い方、由来を解説しました。
曜日ごとのハッシュタグを使いこなして、SNSでの英語コミュニケーションを存分に楽しみましょう。