英語で「～してもいいですか？」って言える？「Would you like me to～」などの言い方を紹介

シュン_2023 Webライター / 英語学専攻 / 英語教員

英語学専攻 / 英語教員歴9年

私立中学・高等学校に勤務し、普段は生徒に英語を指導。文法の基礎だけでなく、シャドーイングやアウトプット活動を重視した授業を展開。
特に英検２級と準１級の指導が多く、校内では外部英語検定チームの一員として英検研究に励んでいます。2次面接対策も生徒に行うことが多く、ほとんどの生徒は１発で2次試験に合格しました！

オンライン英会話を活用し、英検1級・TOEIC975点を取得。現在は、アプリを活用した英語学習を模索中。

WEBライターとして、英検対策や英語学習について発信するだけでなく、オンライン英会話のライティング添削なども行う。

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「～してもいいですか？」「～してもよろしいでしょうか？」といった表現は、自分のしたいことを伝えたり相手の許可を求めたりする時に使います。
これらの表現を英語では何と言ったらいいのでしょうか？

今回は、英語の「～してもいいですか？」という表現について様々な言い方を紹介します。
カジュアルな友達との会話や仕事上のフォーマルな場面で、TPOにふさわしい「～してもいいですか？」の表現を選べるようになりましょう。

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「～してもいいですか？」を英語で言うと？

まずは、日常会話で使われるカジュアルな「～してもいいですか？」の英語表現から見ていきましょう。

Can I〜?

友達や家族など親しい相手に「～してもいいですか？」と聞く時には、「Can I〜?」というフレーズが使われるのが一般的です。
「can」は許可を求める助動詞でもあり、この場合「～してもよい、～しても差し支えない」という意味で使われています。

フォーマルな表現ではないのでビジネスシーンで上司やクライアントと話す時には使えませんが、親しい同僚などには使っても構いません。

例文：Can I borrow your pen for a moment?
意味：あなたのペンをちょっと借りてもいいですか？

例文：Can I take a short break here?
意味：ここで少し休憩してもいいですか？

例文：Can I use this data?
意味：このデータを使ってもいいですか？

Is it OK if I〜?

カジュアルな「～してもいいですか？」の英語表現のもう一つは、「Is it OK / okay if I〜?」というフレーズです。
「もしわたしが～しても大丈夫ですか？」というニュアンスになります。

例文：Is it OK if I visit you this afternoon at 1:00?
意味：今日の午後1時にお邪魔してもいいですか？

例文：Is it okay if I reschedule this appointment for next week?
意味：この予定を来週に変更してもいいですか？

似た言い方に「Is it okay with you if I〜?」というフレーズもあります。
「with you」を加えることで、主に相手自身にとって迷惑にならないかを聞くことができます。

例文：Is it okay with you if I sit next to you?
意味：隣に座ってもいいですか？

Is it all right if I〜?

「Is it all right if I〜?」のフレーズは、「Is it OK if I〜?」より少し丁寧な「～してもいいですか？」と尋ねるカジュアルな表現になります。
「Is it alright if I〜?」という言い方でも意味に変わりはありません。

例文：Is it all right if I have dinner with you tomorrow?
意味：明日の夕食を一緒に食べてもいいですか？

例文：Is it alright if I take a cab to the venue?
意味：タクシーで会場に行ってもいいですか？

例文：Is it alright if I turn on the heater?
意味：ヒーターをつけてもいいですか？

Would you like me to〜?

日常会話で使われるカジュアルな「～してもいいですか？」の英語表現4つ目は、「Would you like me to〜?」です。
直訳すると「あなたはわたしに～してほしいですか？」となりますが、実際は「わたしが～しましょうか？」と尋ねるニュアンスになります。

さらにカジュアルに申し出る時には「Do you want me to〜?（わたしが～しようか？）」というフレーズが使えます。

例文：Would you like me to bake the cake for next week’s party?
意味：来週のパーティーのケーキはわたしが焼きましょうか？

例文：Would you want me to print the documents for you?
意味：わたしが資料の印刷をしてあげましょうか？

例文：Do you want me to open the door for you?
意味：ドアを開けてあげようか？

Would it be OK if〜?

「Would it be OK if〜?」というフレーズも、「would」が使われていますがフォーマルではない「～してもいいですか？」の表現です。
許可をもらうのが難しい可能性がある時に、下手に出てお願いするフレーズとしても使われます。

例文：Would it be OK if I call you tomorrow afternoon?
意味：明日の午後に電話してもいいですか？

例文：Would it be OK if I borrow that tablet for a while?
意味：そのタブレットをしばらく借りてもいいですか？

例文：Would it be OK if I miss class tomorrow?
意味：明日、授業を欠席してもいいですか？

ビジネスで使える「～してもいいですか？」の言い方

続いて、ビジネスシーンや改まった場で使えるフォーマルな「～してもよろしいでしょうか？」の言い方を紹介しましょう。

Could I〜?

「Could I〜?」は、ビジネスの場で「～してもよろしいでしょうか？」と尋ねる時によく使われています。
「Can I〜?」は友達や親しい人に対して使うカジュアルな表現でしたが、「Could I〜?」はそれをフォーマルにしたフレーズです。

例文：Could I use your pen for a moment?
意味：あなたのペンをちょっと使ってもよろしいでしょうか？

例文：Could I take a short break here?
意味：ここで少し休憩してもよろしいでしょうか？

例文：Could I please use this data?
意味：このデータを使ってもよろしいでしょうか？

「Could I please〜?」というフレーズにするとより丁寧な言い方になります。

May I〜?

「Could I〜?」よりさらにフォーマルな「～してもよろしいでしょうか？」の表現は「May I〜?」です。
上司やクライアント、お客様などに対して使われる改まったフレーズのため、カジュアルな会話で親しい人に対して使うことはほとんどありません。

例文：May I come to you tomorrow at 1:00 p.m.?
意味：明日の午後1時にお伺いしてもよろしいでしょうか？

例文：May I reschedule this appointment for next week?
意味：この予定を来週に変更してもよろしいでしょうか？

例文：May I sit next to you?
意味：隣に座ってもよろしいでしょうか？

Do you mind if I〜?

「～してもよろしいでしょうか？」と尋ねるフォーマルな英語表現3つ目は、「Do you mind if I〜?」です。
「if～」の後ろに続く文の動詞は原型を使います。

「気にする」という意味を持つ動詞「mind」を使うことによって、「もしわたしが～したら、あなたは気になりますか？」と伺いを立てる表現になります。
日本語で言うと「～しても構いませんか？」という表現に近く、相手への配慮が含まれた言い方です。

例文：Do you mind if I join you for dinner tomorrow?
意味：明日、夕食をご一緒してもよろしいでしょうか？

例文：Do you mind if I take a cab to the venue?
意味：タクシーで会場に行ってもよろしいでしょうか？

例文：Do you mind if I turn on the heater?
意味：ヒーターをつけてもよろしいでしょうか？

後述しますが、「mind」を使った質問への答え方は少し複雑なので注意しましょう。

Would you mind if I〜?

「Do you mind if I〜?」より少しフォーマル度が高い表現に「Would you mind if I〜?」というフレーズもあります。
こちらのフレーズの場合は、「if～」の後ろに続く文の動詞に過去形を使います。

例文：Would you mind if I entered the reference room?
意味：資料室に入ってもよろしいでしょうか？

例文：Would you mind if I printed the documents?
意味：資料の印刷をしてもよろしいでしょうか？

例文：Would you mind if I open the door for you?
意味：ドアを開けてもよろしいでしょうか？

「Do you mind if I〜?」のフレーズと同じく答え方で混乱しやすいので注意が必要です。

Would it be all right if I〜?

「Is it all right if I〜?」を丁寧にした「Would it be all right if I〜?」というフレーズもビジネスの場で使われています。
「Would it be alright if I～?」という言い方でも意味に変わりはありません。

例文：Would it be all right if I call you tomorrow afternoon?
意味：明日の午後にお電話してもよろしいでしょうか？

例文：Would it be alright if I borrow that tablet for a while?
意味：そのタブレットをしばらくお借りしてもよろしいでしょうか？

例文：Would it be alright if I miss tomorrow’s meeting?
意味：明日の会議を欠席してもよろしいでしょうか？

Am I allowed to〜?

「許す、許可する」という動詞「allow」を使った「Am I allowed to〜?」という表現も、ビジネスの場で使えます。

「be allowed to～」は、「～することが許されている」というニュアンスのフレーズです。
自分個人が何かをすることに対して許可を求める時は「Am I allowed to〜?」、「この場所でタバコを吸ってもいいか」など一般的なルールを尋ねる時には「Are we allowed to～」を使います。

例文：Am I allowed to proceed with the arrangements for the event as is?
意味：このままイベントの手配を進めてもよろしいでしょうか？

例文：Are we allowed to eat and drink in this room?
意味：この部屋では、飲食をしてもよろしいでしょうか？

May I have your permission to〜?

「May I have your permission to〜?」も、ビジネスシーンや改まった場で使えるかなりフォーマルな「～してもよろしいでしょうか？」のフレーズです。
「permission」は「許可、許諾」を意味する名詞なので、「わたしが～するために、あなたの許可をいただいてもよろしいでしょうか？」というニュアンスになります。

例文：May I have your permission to call you tomorrow afternoon at 2:00?
意味：明日の午後2時にお電話してもよろしいでしょうか？

例文：May I have your permission to make a presentation to Company A?
意味：わたしにA社へのプレゼンをさせていただけませんか？

「May I have your permission to〜?」のフレーズは、少し込み入った件で許可を求める時に使われることも多いです。

「～してもいいですか？」への答え方

「～してもいいですか？」と申し出があった場合には、どんなフレーズで答えたらよいのでしょうか？
快く許可を出す表現から丁寧に断る表現まで紹介しますので、使いこなせるようになりましょう。

「いいですとも」と快く促す表現

まずは、「いいですとも」「もちろん大丈夫です」と快く許可を出すフレーズです。
下に行けば行くほどフォーマルで丁寧な表現になっています。

「どうぞ」と許可を出す表現

「いいですよ」「どうぞ」と促す表現です。

「ダメです」と断る表現

申し出に対して「ダメです」「許可できません」と断るフレーズです。
「Sorry, but～」や「I’m afraid～」という出だしを使って、柔らかく丁寧な断り方ができるようになりましょう。

時には、はっきり強く断らなくてはいけない場面もあるかもしれません。
その場合には以下のような表現が使えます。

断る時には、その理由や代替案を付け加えると親切な表現になります。

「Would you mind if I〜?」への答え方

「mind」を使った「～してもよろしいでしょうか？」の質問に対する答え方を確認しておきましょう。

「Do you mind if I〜?」や「Would you mind if I〜?」のニュアンスは「もしわたしが～したら、あなたは気になりますか？」です。
そのため、相手に「いいですよ」と答えたいなら「No（気になりません）」、「ダメです」と答えるなら「Yes（気になります）」で返します。
他の「～してもいいですか？」の質問とは答えが逆になり混乱しやすいので注意しましょう。

間違ってしまいそうな場合は、「No problem（問題ないよ）」や「Go ahead（どうぞ）」など「Yes」「No」を使わずに答えてみましょう。

まとめ

今回は、英語の「～してもいいですか？」という表現について、カジュアルな言い方からビジネスシーンで使える言い方まで紹介しました。
その時々の場面にふさわしい「～してもいいですか？」のフレーズで、自分のしたいことを伝えたり相手の許可を求めたりできるようになりましょう。