
子ども向けプログラミング教室はやめとけ?習い事として本当に意味がないのか解説
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2020年に小学校でプログラミング学習が必修化された関係で、子ども向けのプログラミング教室への関心が高まっている傾向にあります。
一方で、「高額な受講料」や「独学でも習得できる」などの意見から、「子ども向けのプログラミング教室に通うのはやめとけ」という声が上がっているのも事実です。
実際には人気の習い事(イー・ラーニング研究所調べ)として多くの親御さんから認知されつつあり、全国各地やオンラインに対応している子ども向けのプログラミング教室が存在します。
そこで本コラムでは、「子ども向けのプログラミング教室は本当に意味がないのか」や「やめとけ」といわれる理由、選び際のポイントなどについて詳しく解説します。
本コラムを読めば、お子さんにプログラミング教室が必要なのかがわかり、最適な教室が見つけられるでしょう。
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子ども向けのプログラミング教室はやめとけは本当?取り組み方次第では意味がある
子ども向けのプログラミング教室は、興味を持って取り組めれば意味のあるものになる可能性があります。
取り組み方次第で意味があるものに変わる可能性があるのは、論理的思考力・問題解決力・創造性を育むのに役立つ場所だからです。
プログラミング学習をしているとスムーズに問題が解ける場合が少なく、困難に直面した際に解決に導ける能力が身につきます。
子ども向けのプログラミング教室はエンジニアになる方だけの場所ではなく、さまざまな能力を育むための場でもあるのです。そのため「子ども向けのプログラミング教室はやめとけ」や「意味ない」という声を耳にしても、気に留めることなく受講するかを検討しましょう。
子ども向けのプログラミング教室はやめとけといわれる5つの理由
子ども向けのプログラミング教室を習い事の1つとして検討する家庭が多いものの、「子ども向けのプログラミング教室はやめとけ」といわれるのはなぜでしょうか。
お子さんをプログラミング教室に通わせようか迷っている方は、「プログラミング教室はやめとけ」といわれる理由をチェックしておきましょう。
高額な受講料に対して授業内容が見合っていないから
子ども向けのプログラミング教室は他の習い事と比較しても高額な受講料がかかり、授業内容に見合わない事態が発生する可能性があります。
プログラミング教室を含めた習い事における受講料の相場は次の通りです。
習い事 | 受講料相場 |
---|---|
学習塾 | 20,000円程度 |
プログラミング教室 | 6,000円~12,000円程度 |
英会話・英語教室 | 6,000円~8,000円程度 |
スイミング教室 | 7,000円程度 |
ピアノ教室 | 7,000円~12,000円程度 |
ダンス教室 | 5,000円~8,000円程度 |
体操教室 | 4,000円~6,000円程度 |
引用元:セゾンのくらし大研究
引用元:学習教室Gakken
子ども向けの習い事と比べると学習塾に次いで高い受講料の水準を示しており、家計を圧迫してしまう場合もあります。
プログラミング教室の受講を検討するときは、授業内容に対して受講料が見合っているのかという視点で判断しましょう。
専門的なスキルが身につかないから
子ども向けプログラミング教室に通ったとしても専門的なスキルが身につかないため、習う意味がないと考える方もいます。
小学生向けに提供している場合が多いビジュアルプログラミングを学習したとしても、実際に仕事で使えるようなスキルが身につくわけではありません。
ただし、子どもがプログラミングを学ぶ際に大切なのは、「論理的思考力」や「問題解決力」を身につけることです。
「論理的思考力」や「問題解決力」は子どものときならず大人になってからも求められる重要な能力のため、子ども向けのプログラミング教室で身につけておくメリットが多くあります。幼いうちにプログラミングに触れていると、大人になった際に大きな恩恵を受けられるでしょう。
独学でも習得できる内容だから
小学校でプログラミングが必修化された関係で世の中には多くの書籍が出版されており、独学で習得できると考える方もいます。
ビジュアルプログラミングを中心に学習をするとはいっても独学ではわからない問題が多く出てくる可能性が多く、挫折してしまうリスクがあります。
1度でも挫折してしまうと「次も学びたい」という意欲が薄れてしまい、次にプログラミングを学ぶ際に苦手意識を持ったまま学習する事態に陥りかねません。
子ども向けのプログラミング教室に通えばわからない問題が出てきたとしても、先生に質問したうえで問題解決に導けます。わからない問題が出たとしても、「先生に質問すれば解決できる」という安心感を持ちながらプログラミングに取り組めるでしょう。
他に通いたい習い事があるから
子ども向けの習い事が多く提供されており、プログラミング教室よりも優先したい習い事があると後回しになる可能性が高いです。
算数や国語の学習を中心に行いたいときは学習塾、基礎体力を身につけたいときはスイミング教室や体操教室など子どもによって異なります。
たとえば、親がプログラミング教室に通わせたいと考えていても子どもはスポーツをしたいという希望があれば、通ったとしても身が入らない場合があります。
子ども向けのプログラミング教室に通わせるかは他の習い事と比べて、プログラミングに興味を示すかで判断するのが重要です。プログラミングは子どもによって向き不向きが大きく出る分野であるため、無駄にならないためにも慎重に検討しましょう。
大人になってからも学ぶ機会があるから
以前は子どもの頃からプログラミングを学ぶ習慣がなかったため、大人になってから学習しても問題ないと考える親も多い傾向です。
実際に大人向けに提供しているプログラミングスクールも多く存在しており、プログラミングの重要性に気付いている方もいます。
一方で、子どもの頃からプログラミングを学ぶ習慣を身につけておけば、大人になってからも違和感なく取り組める可能性が高いです。将来的にエンジニアにならなかったとしてもプログラミングを通じて、「論理的思考力」や「問題解決力」を身につけられるでしょう。
エンジニアになった場合でも常に新しい内容をインプットする必要があるため、子どもの頃からプログラミングを学ぶ意義は大きいといえます。
子ども向けプログラミング教室に通うことが向いている子どもの特徴3つ
プログラミングは向き不向きがはっきりする分野であるため、子どもがどのような性格や思考があるのかを見極めて決める必要があります。
子ども向けプログラミング教室に通うことが向いている子どもの特徴は以下の3つです。
好奇心旺盛な子
プログラミング学習に取り組む際は難解な内容も含まれているため、好奇心を持って取り組める子がプログラミング教室に通うのに向いている傾向にあります。
授業の最初から最後まで今まで見たことのないような問題が続出するときがあり、「なぜこのような動きになるのか」を想像する力が必要です。
プログラミングを楽しむには自ら進んで学んでいく姿勢が重要で、受け身の姿勢で取り組んでいる子はなかなか上達しません。
子どもの頃から問題が発生しても改善して検証を繰り返す癖が身についていると、大人になったときにも役立ちます。大人になってからも好奇心を持って物事に取り組む姿勢は重要になるため、プログラミングで好奇心を養っていけるかも重要です。
困難なことにも立ち向かえる子
プログラミングに取り組んでいると見たこともないようなエラーが多く発生するため、困難にも立ち向かえる子がプログラミングを学ぶのに向いています。
算数や国語などの教科でスムーズに問題を解けていたとしても、プログラミングではほぼ100%の確率で誰でもつまづく問題が出る傾向です。わからない問題に直面した際に途中で投げ出すのではなく、自分の頭で考えようとする子はプログラミングを楽しいと思える可能性があります。
一方で、わからない問題があるとすぐに投げ出してしまう子は、プログラミングが苦痛になって辞めてしまうリスクが高いです。プログラミング教室は困難な問題に直面しても、諦めずに解き切れるかを試されている場でもあることを理解しておきましょう。
学習した内容を復習して習得できる子
プログラミングに限らず学習した内容を復習して習得できる子は、希望した成績を収められる可能性が高いです。
わからない問題に直面した際にその場で解けたとしても復習をしていなければ、同じ問題に直面したときに解けません。復習していないことが原因で同じ問題を何度も解けない事態に陥ると、徐々に学習意欲が薄れてしまう危険性が潜んでいます。
子どもがプログラミング学習を嫌にならないためにも、親も協力して子どもの復習を手伝ってあげる姿勢が重要です。学習した内容を復習して習得するのは大人になってからも重要な要素になってくるため、子どものうちからプログラミングを通じて身につけておくのは効果的といえるでしょう。
子ども向けプログラミング教室がおすすめできる理由
子ども向けのプログラミング教室に通うのは意味がないという意見が散見されるものの、実は多くのメリットがあります。
子ども向けプログラミング教室がおすすめできる理由は、以下の5つです。
論理的思考力を養うのに役立つ
子ども向けプログラミング教室に通うと、論理的思考力を鍛えるのに役立つといわれています。
プログラミングを学ぶと論理的思考力が養われるのは、問題を解く際に順序立てて考える力が必須になるからです。
順序立てて考える力が養われているとプログラミングに限らず、何らかの問題が発生した際にも順序立てて解決に導ける力が身につきます。
たとえば、ビジュアルプログラミングでは次のようにブロックを組み立てる必要があります。
上記のようなブロックの組み立ては頭の中で論理的に考えられていないと、組み立てられない可能性が高いです。
問題解決までの道筋が立てられるようになる
子ども向けのビジュアルプログラミングやコードを入力するプログラミングにかかわらず、少しでも間違っていると正しい動きを作れません。
不正解やエラーメッセージが出たとしても、「どこが違うのかな」「次はこの組み合わせを試してみよう」という試みを必ず体験することになります。問題に直面したときに解決に向けた取り組みを繰り返すと自然と問題解決力が身につき、次に同じような問題に当たったとしても対処できる可能性が高いです。
問題解決までの道筋が立てられるようになると算数や数学など、論理的に考えなければ解けない教科にも強くなります。
大人になってからも問題解決までの道筋を立てるのは重要な要素になるため、プログラミングを通して鍛えておきましょう。
基礎的なパソコンスキルが身につく
以前にパソコンに触れた機会がない子であれば、プログラミング教室に通うと基礎的なパソコンスキルが身につきます。
幼稚園から小学校にかけて鉛筆の持ち方や箸の持ち方を学ぶのと同様に、プログラミングを通してコンピューターの基本的なスキルを身につけるのにも役立ちます。
プログラミング教室に通うと身につけられるスキルの例は次の通りです。
上記のようなスキルは子どものみならずコンピューターを扱うすべての方に必須のスキルといえるため、プログラミング教室で身につけておくとメリットがあります。
小学校で導入されているプログラミング学習に対応できる
2020年から小学校でプログラミング学習が必修化されたことに伴い、プログラミング教室でも対応するために対策が進められています。
ただし、プログラミング教室によっては小学校のプログラミング学習に沿っていない場合もあるため、注意が必要です。
小学校のみならず、2025年からは大学入試の共通テストでプログラミングに関する「情報」が導入される予定です。
徐々にプログラミングに関する熱が高まっている時流からも、小学生のうちからプログラミング教室で学習しておくと優位に進められる可能性があります。
小学校で習っている内容からレベルアップを図るためにプログラミング教室に通うのも、有効な選択肢といえるでしょう。
大人になってからの職業選択の自由が広がる
子ども向けのプログラミング教室に通っていると、大人になってからの職業選択の際に自由が広がる可能性があります。
大人になってからでも役立つ主なパソコンに関する知識の例は次の通りです。
上記のほかにも学習していくうえで知識が蓄積され、IT業界のみならずさまざまな業界で活躍できる人材に成長できる可能性を秘めています。
プログラミングを身につけておくと日本のみならず海外でも働ける可能性があり、世界を広げられるスキルとして注目を集めているのです。
子ども向けプログラミング教室は意味がある
子ども向けのプログラミング教室は「やめとけ」「意味がない」「無駄」という批判的な声が上がっているものの、通わせるとさまざまな効果が期待できます。
プログラミング教室に通うと「論理的思考力」や「問題解決力」が養われて、大人になってからも役立つ能力が子どものうちから身につきます。
2020年に小学校でプログラミング学習が必修化された時流からもプログラミングへの関心が高まっており、親御さんの注目も高いです。
子ども向けのプログラミング教室を選ぶ際には体験授業を活用して、教室の雰囲気が合っているかや先生との相性が良いかなどを考慮して選ぶと後悔なく通えます。お子さんに合ったプログラミング教室で、楽しみながら将来に役立つさまざまな能力を身につけましょう。