英語で「1時間」「30分」ってどう表記するの？「hours」など単位の読み方も解説！

シュン_2023 Webライター / 英語学専攻 / 英語教員

英語学専攻 / 英語教員歴9年

私立中学・高等学校に勤務し、普段は生徒に英語を指導。文法の基礎だけでなく、シャドーイングやアウトプット活動を重視した授業を展開。
特に英検２級と準１級の指導が多く、校内では外部英語検定チームの一員として英検研究に励んでいます。2次面接対策も生徒に行うことが多く、ほとんどの生徒は１発で2次試験に合格しました！

オンライン英会話を活用し、英検1級・TOEIC975点を取得。現在は、アプリを活用した英語学習を模索中。

WEBライターとして、英検対策や英語学習について発信するだけでなく、オンライン英会話のライティング添削なども行う。

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一日を区切る時間の単位には、「時間」と「分」、「秒」の3つがあります。
英語では、これらの単位を何と言うのでしょうか？

今回は、時間を表現する英語の単位「hour」、「minute」そして「second」の意味や語源、使い方まで徹底解説します。
日常会話には必須の基本単位をしっかり使いこなせるように、復習しておきましょう。

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時間の単位を英語で表現しよう

時間を計る英語の単位は「時間」の「hour」、「分」の「minute」、「秒」の「second」です。
それぞれの単位の読み方や複数形に変化した時の使い方を解説します。

「時間」を指す単位「hour」

最初に、「時間」を表現する単位「hour」について見ていきましょう。

「hour」の発音・語源

「hour」は一日のうちで一番大きな時間の単位で、「時間」を指します。
発音記号は「άʊɚ（米国英語）、άʊə（英国英語）」です。
初めの「h」は読まないので、読みは「アウア」に近くなります。

「hour」は、時間という意味のラテン語「hora」や古代ギリシャ語「hōra」が語源になった単位です。

「hour」の使い方

「hour」は時間の単位として使われるほかに、「5時0分」「8時0分」というちょうどの時刻（正時）や、「the hour」という熟語で特定の時刻や状況を表すこともあります。

「half an hour」というフレーズは、「1時間の半分＝30分」を指す表現です。
アメリカ英語では「a half hour（30分）」という言い方も使われます。

時間の単位「hour」を省略して表記する時は、「hr.」や「h」を使います。

「hour」の複数形「hours」

2時間以上を表現する時には複数形の「s」が付けられ、「hours」と変化します。
読み方は「アウアーズ、アゥアズ」です。

「何時間ですか？」などと尋ねる場合は複数形の「hours」を使い、「How many hours?」と表現します。
「for hours」「and hours」という熟語は「何時間も」という意味です。

「分」を指す単位「minute」

「分」を指す単位は「minute」です。

「minute」の発音・語源

「minute」は「hour（時間）」を均等に60で割った中の1つを指す単位で、「分」を表します。
発音記号は「mínɪt（米国英語）、mɑɪnjúːt（英国英語）」で、読み方は「ミニトゥ、ミニットゥ、ミィニィトゥ」に近くなります。

「minute」の語源は、「小さくする、減らす」を意味するラテン語の「minuere」であると言われています。
「minuere」が徐々に「時間を分割する」という意味合いを持つようになり、現在の「minute（分）」という単位になりました。

「minute」の使い方

「minute」は時間の単位として使われるほかに、「メモ、覚書、ある瞬間、文書や手紙の下書き」などの意味も持っています。
また、動詞の「minute」は「時間を正確に測る、下書きする、議事録を作成する」という意味です。

「微小な、詳細な、ささいな」という意味の形容詞としても使われますが、形容詞の場合には「マイニュットゥ」と読み方が変わります。

「minute」を省略して表記する時は「min.」か「m」を使います。

「minute」の複数形「minutes」

「minute」を複数形にすると「minutes」となり、「10分」「20分」などまとまった分数を表現する時に使います。
読み方は「ミニツ、ミニッツ」です。

「何分ですか？」などと尋ねる場合は「How many minutes?」と表現します。
また、「minutes」は会議の内容をまとめた「議事録」を指すこともあります。

「15分」と表現したい時には、「fifteen minutes」という言い方と四分の一を意味する「a quarter of 〜」の両方が使われます。

「秒」を指す単位「second」

「秒」を指す単位として使われているのは「second」です。

「second」の発音・語源

「minute（分）」をもう一度60で割った中の1つが、「秒」を指す「second」という単位です。
発音記号は「sék(ə)nd（米国英語）」で、「セコンド、セカンド」と読みます。

「second」は、「2番目に小さい部分」というラテン語に由来する言葉です。
古代には時間の単位というと「時間」しかありませんでしたが、その後「時間」を分割した「分」という単位が作られました。
そして「分」をもう一度細かく分けて「秒」という単位が作られたので、「2番目に分けられた単位」という意味で「第二」の意味も持つ「second」と名付けられたようです。

「second」の使い方

「second」は非常に多くの意味を持った英単語です。
名詞だけでも「秒」という意味以外に、「ある瞬間、ちょっとの間、第二、二番目、月の二日、ボクシングのセコンド、野球の二塁」などを指します。
1秒が一瞬であることから、「in a second（すぐに）」「Wait a second / Just a second（ちょっと待って）」という表現も使われています。

動詞の「second」は「賛成する、支持する、後援する、援助する」、形容詞では「第二の、2番目の、もうひとつの」、副詞では「第2に、2番目に」といった意味です。

「second」を省略する時は「sec.」や「s」を使います。

「second」の複数形「seconds」

「second」を複数形にすると「seconds」で、2秒以上の秒数を表現できます。
読み方は「セカンズ」です。

「何秒ですか？」と尋ねる場合は「How many seconds?」と表現します。

「time」と「hour」の違いは？

どちらも「時間」と訳されることの多い「time」と「hour」は、多くの人が混乱しやすい英単語です。

まず、「5時」「24時間」など時間の単位には「hour」を使うと覚えましょう。
また、「hour」はある特定の時刻や状況も表します。

一方「time」は、「What time is it? / What is the time?（何時ですか？）」と時刻を尋ねる時に使います。
さらに、期間・間隔・時代・年代などまとまった長さの時間や「2回」「5回」など繰り返される回数、何かをするための機会・チャンスなども指します。

英語の単位を使った時間表記

「hour」と「minute」、「second」の3つの単位を使って時間を表記してみましょう。

初めに「hour（時間）」を書き、その後に「minute（分）」を続けます。
例えば「1時35分」なら「one hour thirty-five minutes」ですが、口に出す時には通常「hour」と「minute」は省かれるので「one thirty-five」です。
「9時06分」のように「ゼロ」が入る場合は「oh」で発音し、「nine oh six」となります。

「5時ちょうど」などぴったりの時刻を表現するには「five o’clock」と言います。

英語圏では、「8時10分前」「3時5分すぎ」という言い方もよく聞きます。
この場合には「to / till / before」や「past / after」を使い、「ten to eight（8時10分前）」「five past three（3時5分すぎ）」と表現します。

「～時間～分」に続けて「秒数」も付け加える時には、分数と秒数の間に「and」を入れて伝わりやすくします。
「5時40分10秒」なら、読み方は「five forty and ten seconds」です。

まとめ

今回は、「hour」と「minute」、そして「second」という3つの時間の単位を解説しました。
それぞれの単語に含まれる意味や表記の仕方、読み方をしっかり覚えて、日常会話で使ってみましょう。